20世紀アメリカ財政史〈2〉「豊かな社会」とアメリカ型福祉国家

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  • サイズ A5判/ページ数 311p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130402187
  • NDC分類 342.53
  • Cコード C3033

出版社内容情報

経済成長に伴う財政規模拡大のなかで,「大砲とバター」の両立策が追求された.しかし,ベトナム戦争とドル危機という困難な状況に際し,それは転換を迫られる.そこでは軍事機構の再編が進み,福祉国家システムの再確立が促された.矛盾の顕在化と1980年代につながる財政再編の有り様を克明に追う.

目次

第4章 アメリカ型福祉国家の分析視角(アメリカ的基本理念;アメリカ型福祉国家の基本構造;黒人問題と福祉拡充要因;民間福祉と租税優遇措置;アメリカ型福祉国家の本質)
第5章 1960年代の「大砲とバター」:冷戦下の「豊かな社会」(ケネディ民主党政権期の財政構造;ジョンソン民主党政権期の財政構造)
第6章 1970年代のパクス・アメリカーナの転換と財政構造(ニクソン・ドクトリンと軍事再編;ニクソン共和党政権期の財政構造;カーター民主党政権期の財政構造)

著者等紹介

渋谷博史[シブヤヒロシ]
1949年生れ。東京大学社会科学研究所教授、経済学博士。著書に、『現代アメリカ財政論』御茶の水書房、1986年(日米友好基金賞受賞)など
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