出版社内容情報
国際貿易の推進を掲げるガットおよびWTO体制のもと,正当な規制目的を隠れ蓑に保護主義の手段ともなり得る加盟国の国内規制は,何を基準として,どのような範囲で許容されるのか――WTO法における国内規制権限の基準・範囲の解明に向けて諸規定や裁判例を分析し,現在の姿と今後の展望を提示する.
目次
第1章 貿易自由化と規制権限―本書の枠組み
第2章 ガットにおける国内規制権限
第3章 TBT協定における国内規制権限
第4章 SPS協定における国内規制権限
第5章 ガット、TBT協定及びSPS協定の関係
第6章 ガット、TBT協定及びSPS協定の相互参照―国内規制権限への含意
第7章 WTO法における審査基準
第8章 結論―規制権限の現在と課題
著者等紹介
邵洪範[ソウホンボム]
1985年韓国釜山生まれ。2011年成均館大学校法科大学法学科(韓国)卒業。2017年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。2018年東京大学大学院法学政治学研究科附属ビジネスロー・比較法政研究センター特任研究員。現在、日本学術振興会外国人特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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