出版社内容情報
地中海三大文化圏(ラテン・キリスト教,ギリシャ・ビザンツ,アラブ・イスラム)の境界に位置し,三文化を共存させたノルマン・シチリア王国.一次史料を基に,その行政制度および統治構造の変化を追究し,「神秘の中世王国」の実像に迫る. サントリー学芸賞,マルコ・ポーロ賞受賞
目次
序論 問題意識とテーマの設定
第1章 ノルマン征服以前の南イタリアの政治状況
第2章 ノルマン人の南イタリア征服
第3章 ノルマン行政の基礎
第4章 ロゲリウス二世の新王国建設と南イタリア平定
第5章 ロゲリウス二世による新しい行政制度の確立
第6章 ウィレルムス一世治世の行政
第7章 ウィレルムス二世治世の中央行政
第8章 ウィレルムス二世治世の半島部行政