UP選書<br> 日本産業社会の転機

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日本産業社会の転機

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  • サイズ B6判/ページ数 215,/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784130020596
  • NDC分類 366.9

出版社内容情報

後発産業社会としての日本が,その特殊「日本的」な民族性,集団主義,行動様式をメリットとして生かした時代は終った.転機を迎え,針路不分明な日本社会の現状を,福祉・労働・階層などにつらなる局面で科学的に分析し,社会学の眼でとらえ直す. 

内容説明

後発産業社会としての日本が、その特殊「日本的」な民族性、集団主義、行動様式をメリットとして生かしえた時代は終った。転機を迎え、針路不分明な日本社会の現状を、福祉・労働・階層などにつらなる局面で科学的に分析し、社会学の確かな眼でとらえ直す。

目次

第1章 日本産業社会の転機
第2章 産業化と社会構造の変動
第3章 福祉国家形成の普遍主義的解釈
第4章 産業社会の転機と労働者階級の分解
第5章 日本と西ドイツの「戦後社会」とその転機

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mealla0v0

3
遅れて出発した産業国家である日本は、1975年を境に、それまで保持していた構造(伝統セクターと近代セクターの二重構造)が消失し、他の産業国家とある種「横並び」になった。人口構造の変化(高齢化)などがその指標であるが、こうした変化の帰結として、労働者階級の文化が消滅した。ブルーカラーの減少とホワイトカラーの増加、つまり中間層の伸張である。これによって、社会党は支持基盤を失い、政治的に失墜していったという。非常に興味深いのは、後期近代の開始とその随伴現象はグローバルなものであるという視点だろうか。2022/02/12

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