出版社内容情報
友人である大学教授が、作家の内田康夫に相談を持ちかける。学生たちが「補陀落渡海」を再現しようとしていて、不吉な予感がするというのだ。「補陀落渡海」とは、観音浄土での往生を願い、渡海船と呼ばれる小船に死を覚悟で行者が乗り込み沖に出る修行の一種。当初、馬鹿げた行為だと興味を持たなかった内田だが、浅見光彦を運転手に紀伊半島へ向かうことになった。途中、殺人事件に遭遇してしまうのだが、被害者はなんと、補陀落渡海で船に乗り込む男の妻だという。さらに、不可解な死にも直面し――。これは祟りなのか。名探偵と「軽井沢のセンセ」による迷コンビが、南紀山中を舞台に名推理を繰り広げる!
内容説明
友人である大学教授が、作家・内田康夫に相談を持ちかける。観音浄土での往生を願い小船で沖に出る「補陀落渡海」の再現を、助手らが計画しているという。馬鹿げた行為だと批判する内田だったが、浅見光彦を運転手に紀伊半島へ向かうことになり―。名探偵と「軽井沢のセンセ」による迷コンビが、南紀山中を舞台に名推理を繰り広げる!
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
東京都生まれ。1980年『死者の木霊』で衝撃的デビュー。旅情ミステリーの第一人者となる。2007年には著作総発行部数が一億冊を超える。08年、ミステリー文学への多大な貢献が称えられ日本ミステリー文学大賞を受賞した。15年には、一般財団法人内田康夫財団を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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