内容説明
警察庁と極秘に契約を結ぶエージェント・矢島達司。かつて、中国残留日本人孤児の二世や三世がひきいる暴走族グループ・怒羅権の頭として暴れ回っていた最強の男が、信義のために巨悪に立ち向かう。書き下ろし長篇ハード・アクションシリーズ第一弾。
著者等紹介
安東能明[アンドウヨシアキ]
1956年静岡県生まれ。明治大学政経学部卒。浜松市役所勤務の傍ら、94年『死が舞い降りた』で第七回日本推理サスペンス大賞優秀賞を受賞し創作活動に入る。2000年『鬼子母神』で第一回ホラーサスペンス大賞特別賞、10年「随監」で第六三回日本推理作家協会賞・短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴンゾウ@新潮部
91
ハードボイルド小説。柴崎シリーズが好きで手にとった。派手なカーアクションと銃撃戦。やっぱり安東さんは警察小説がいい。 中国残留孤児の主人公が日本の警察やアメリカ、中国ともネットワークがある。ちょっと リアルにかける。2018/08/29
ヨーコ・オクダ
26
中国残留日本人孤児二世の矢島が主人公。とにかく、めっちゃ強いし、運もいい。で、日本の警察庁がバックアップしていたり、アメリカや中国の諜報機関?それ系の部門とのコネもあったり、裏世界の人間とも通じていて…そら、事件も当然解決できるわなって感じ。今回、大学の研究室にあった強毒性のインフルエンザウイルスが強奪された件からのゴタゴタ、ドンパチ。アメリカ、中国、日本の誰がどんな目的でウイルスを追っているのか、複雑に展開していくのがおもしろい。が!あのト書きみたいな文章の羅列には違和感あり。2017/10/09
あや
16
安東さんのハードボイルドって初めて読みました。主人公の矢島はただ強い(笑)ストーリーはイマイチスリルを感じられず残念だったけど、三部作なので次に期待します。2014/09/01
にゃんか
12
ん…もぐらの様なのに面白くない。設定はそれなりなのになかなか読めない。登場人物に思い入れも出来ず。あと2冊お借りしてるが、いったん他を読もう。2016/01/06
勝部守
11
スピード感のある、ハードアクション。なのに、淡々とした感じ2016/03/31