内容説明
母校の天井裏で見つかった、盗まれたはずのアルトサックスと、天才プレイヤーの白骨死体。僕は旧友の不審死を題材に小説を書き、人生の一発逆転を狙うが…。成功者に憧れ、理想と現実の間をさすらい続けた末に僕が見出す、最も知りたくなかった真犯人とは?自意識の闇を精緻なトリックに昇華させた、極上の青春ミステリー。
著者等紹介
西澤保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年高知県生まれ。米国のエカード大学創作法専修卒業後、高知大学助手などを経て執筆活動に入る。95年に本格ミステリ作品『解体諸因』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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