内容説明
医療関係者が次々と殺害されるなか、今度は京都祇園で代議士が殺害されてしまう。離島の医師・沢井は生前「これは生命の問題だ」と娘に告げていたという。十津川は連続殺人事件の裏にＡＩＤ（非配偶者間人工授精）―夫以外の精子で妊娠・出産する医療が関わっていると睨む。三国教授が作成したＡＩＤを受けた夫婦と提供者の名簿はどこに。
著者等紹介
西村京太郎［ニシムラキョウタロウ］
１９３０年東京生まれ。６３年オール讀物推理小説新人賞「歪んだ朝」で推理作家としてデビュー。６５年『天使の傷痕』で第一一回江戸川乱歩賞を受賞。８１年『終着駅殺人事件』で第三四回日本推理作家協会賞を、２００４年にはミステリー小説界での多大な功績が称えられ、第八回日本ミステリー文学大賞を、１０年には長谷川伸賞を受賞する。０１年１０月、神奈川県湯河原に「西村京太郎記念館」を開設した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あここ
6
会う人会う人にAIDの説明をするんでさらっと流す。ドラマじゃここまで大事になってなかった気がする。国外逃亡、船ジャック。頭脳だけじゃなく行動力も発揮する十津川班。ただ解任させるのに総監命令が必要なのか？課長部長で十分ちゃうんか。権力に屈しひん男…更迭されるよねぇ、普通。あの人がお父さんだよって言われただけで信じるのか？まず親に聞かない？歌舞伎役者パターンは脅せるやろけど、突然親子関係知らされても何が怖いのか。それこそ警察に言えばええんちゃうん。犯罪じゃないけど明かしたくない事実。幸せになることやったんか。2021/05/02
クジラ
1
なかなか重要な課題であると感じた。2023/01/19
かずお
1
AIDが絡むことで難しい事件になったが、無事に解決。 水口くんもハッピーエンドであまりわだかまりなく 終了。2018/08/09
pyonko
1
難しい問題。今頃自分の子供といわれても確かに困る。かといって子供側に知る権利が無いとも言い切れない。それでも水口はちょっと自分勝手過ぎるが。2014/12/15
にゃんこ
1
<貸本>ある大学の名誉教授が過去に行った、ある手術に関わった人々を巡る事件が、ストーリーの軸。その『ある手術』とは、『AID-非配偶者間人工受精-』。カネのためなら、人間ってこんなにも残酷になるんですよね…。同じ人間として、考えてしまいました…。2013/02/02
