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中公文庫
疑装―刑事・鳴沢了

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  • サイズ 文庫判/ページ数 436p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122049703
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

鳴沢が保護した少年が、突然病院から消えた。事件に巻き込まれた可能性もあり行方を追うが、もう一人の少年の死と繋がり――書き下ろし警察小説

内容説明

西八王子署管内で保護された、日本語は分かるようだが喋らない少年。鳴沢はどことなく勇樹と重なる彼を気遣うが、病院から忽然と消えてしまう。調査を進めると少年が日系ブラジル人であること、父親が罪を犯し、ブラジルに帰国したことが判明する。単なる失踪なのか、あるいは…強引に捜査に乗り出した鳴沢は、一路群馬に飛ぶ。

著者等紹介

堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

choco

62
鳴沢シリーズ9作目。これはチョット辛いなぁー。子供が犠牲になること、どんな理由であれ虐待は許せない。第三部隠された悪意からはどんどんスピードが速くなり読みごたえはあったけども、、。ブラジル人の友達を思い出しながら読了。さぁ、シリーズも終盤!あー、終わらないで〜2016/10/25

Tsuyoshi

60
鳴沢了シリーズ第9弾。前作に引き続き西八王子署にいる鳴沢。前作でコンビを組んだ藤田が西八王子署に異動し再びコンビを組む。日系ブラジル人の少年を保護する流れから一連の殺人事件を追う展開に。探偵となった冴も事件に絡んできて盛り上がりつつも何とも切ない幕切れだった。 2018/10/05

茉莉花

57
西八王子署に引き続き勤めている鳴沢了。そんな了のもとに、少年を保護したという連絡が来る。相棒の藤田とともに少年の元に向かったが、その少年は言葉を喋らず、日系ブラジル人のようだった。藤田は拒否するが、了は少年のことを調べる内に、少年の父親が少年の親友をひき逃げして逃亡していることを知る。少年と距離を詰めて、少年から話を聞こうとするが、保護していた病院から少年がいなくなってしまう。2022/02/25

あかは

55
何回も出てくるキーワードを鳴沢がスルーする度、なんで気づかないんだ!と思ったし、なんとも後味の悪い事件でした。日系ブラジル人が集まる土地での事件。そして、ラストの不気味な忠告。どうなるのか。シリーズが終盤に入りました。2020/07/05

aqua_33

54
鳴沢了シリーズ9作目。前作に引き続き鳴沢は西八王子署。そして何と前回バディを組んだ藤田が西八王子署に!その所轄内で保護された行き倒れの少年。身元を知りたくとも何も話してくれない。そうこうしているうちに少年は行方をくらまし、それが事件へと発展していく。子どもが絡む事件というのは本当に辛い。最初は何の手掛かりもなく、雲をつかむような気持ちで読んでたけど、「もしかして犯人こいつじゃ?」と思ったのがビンゴ!但し、人格者かと思ってたらサイコぽくてそこはちょっとヤられた感(笑)《2018年169冊目》2018/10/12

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