中公文庫
宇宙を語る〈1〉宇宙飛行士との対話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122048539
  • NDC分類 538.9
  • Cコード C1140

出版社内容情報

宇宙はなぜ存在するのか。私はなぜここに存在するのか…。宇宙、宗教、科学、文明、人類の未来について、立花隆が四人の日本人宇宙飛行士と語る。

内容説明

環境問題と宇宙開発、無重力の実感、有人宇宙活動の意義―。『宇宙からの帰還』でNASAの宇宙飛行士へのインタビューから宇宙体験における人間心理を解き明かした著者が、日本人の宇宙体験に迫る。立花隆と四人の宇宙飛行士の刺激に満ちた対話集。

目次

第1章 日本人宇宙飛行士は、宇宙で何を見たか(毛利衛)(強烈だった地球を見た印象;太陽は、すごく有害なものに見えた ほか)
第2章 無重力の世界(向井千秋)(地球を丸ごと見てみたかった;新鮮だった、重力のある世界 ほか)
第3章 OLから宇宙飛行士へ(菊地涼子)(「宇宙に行けるっていう話があるんだけど…」;いちばん辛かったのは、「回転椅子」のテスト ほか)
第4章 宇宙の常識と地球の非常識(野口聡一)(コロンビア事故の衝撃;宇宙の常識・地球の非常識 ほか)

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
1940年、長崎県に生まれる。64年、東京大学仏文科卒業後、文藝春秋に入社し、『週刊文春』の記者となる。66年に退社し、東京大学哲学科に学士入学。その後、ジャーナリストとして活躍。83年、「徹底した取材と卓抜した分析力により幅広いニュージャーナリズムを確立した」として、菊池寛賞受賞。98年、第一回司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨクト

15
知の巨人・立花隆さんと日本人宇宙飛行士たちの対話集。宇宙飛行士に選ばれるということ、ロケットの窓から地球を見るということ、宇宙遊泳するということ、また重力の地へ足をつけるということ。人は宇宙という新たなる活動圏へ足を踏み出した。それはもちろん危険が伴う。コロンビア号の失敗がそうだ。だが、やめない。この頭上に広がる未知の世界が重力に逆らってぼくたちを惹きつけるから。それに抗うことなんてできないんだ。そんなワクワクをあらためて感じられる一冊。2014/07/31

きよ

2
宇宙飛行士の話は色々あるが、菊池さんの話とか、初めてだったので新鮮だった。宇宙旅行、いいなあ

みみっちい二十九

0
「宇宙に行き外から地球を見るという経験は人を変えずにはいられません。とくに船外活動で真空の宇宙に出るのは、地球との接近大剣としては質的な違いがあると思います。窓越しに景色としての地球を『見る』のと、EVAで目の前にある地球を物体として『感じる』のとでは、リアリティが違う。何しろ自分が生まれて以来見てきたすべての人々、すべての生命、すべての景色、すべての出来事は、目の前にある球体で起きたことなのですから。地球と一対一で対峙しながら考えたこと、見渡す限りの星空の中で生命の輝きと実感に満ちたこの星は地球(続く)2015/09/16

風見じじい

0
日本人宇宙飛行士たちと立花隆氏との対話集です。なぜ宇宙に行くかの理由として、アメリカ人はフロンティア論であるのに対し、毛利衛氏は生命の歴史論の方が日本人にはしっくりくると言っています。それぞれの宇宙飛行士は訓練の大変さと、宇宙での過密なスケジュール、地球を見たときの感動を語っています。私としては、ゴミの処理や、トイレの話題といった宇宙での実際の生活の方に興味がわきました。2012/09/21

ひなけん

0
なぜ人間は宇宙を目指すのか。それを考える良いきっかけかもしれない。向井さんの話が面白かった。2012/04/13

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