中公文庫
吉田茂という逆説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 617p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122042070
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1121

内容説明

戦後日本の道筋を決定的に方向付けた日本国憲法、対米交渉そして「天皇」。そこには、常に一人の政治指導者の姿があった。やがて日本が冒されるだろうと予言した“自立性を欠いた民権思想という病”とは、そして、彼が信じた「日本の進むべき道」とは何か―。戦後最大の宰相・吉田茂の虚実に迫る著者渾身の大作。

目次

エリート主義と庶民性
三人の父親(実父・養父・岳父)の精神とその継承者
外辺に立つ「宮廷官僚」の反枢軸路線
日米開戦前後、焦慮と敗北の日々
戦時下の孤独な終戦工作者
再生日本の守護者という道
「吉田時代」、その戦いの前史
歴史に呼ばれた政治指導者
占領政策とワンマン体制
独立の回復ともうひとつの現実
老指導者の孤影、その実像
「昭和」の清算と託された歴史意思
「私」と「公」、そのふたつの死

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年12月、北海道札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業後、出版社勤務を経て著述活動を開始。個人誌「昭和史講座」(年二回刊)主宰。現在、立教大学社会学部非常勤講師、函館大学客員教授、朝日カルチャーセンター講師などを務める。主に、日本近代史とくに昭和という時代に題材を求めたノンフィクション、評論、評伝を発表する傍ら、医学・医療、教育を社会的観点から問い直す作品を発表
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感想・レビュー

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tkm66

1
この著者は比較的信用している②。2003/06/23

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