内容説明
現代社会に生じるさまざまな心のひずみを正しく知ることは、不安や偏見のない明るい明日のために必要なことです。多年の経験を通して精神病の正しい知識と精神科医とつき合う法を説くエッセイ。
目次
幻聴におびえる女―精神分裂病
お節介好きな女―躁うつ病
暗い顔の“マジメ人間”―反応性うつ病
課長の椅子を診断する―うつ病対策
うつろな目をした女―症候性精神病・進行麻痺(脳梅毒)・テンカン
悪魔の囁き―アルコール中毒・麻薬中毒
愛すべきヒステリー―ヒステリー・記憶喪失・失神
子を殺す母親―メーディア・コンプレックス
私という他人―イヴの三つの顔(多重人格)
“恍惚”の人―老人性痴呆・脳動脈硬化症〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
139
症例を挙げながら、どのような病気でどういう状況で発症しやすいか、患者の特徴なども書かれている。「ノイローゼ」をはじめ病名がかなり古い呼び方のものも多数あるが症状は同じだし、処方薬などが書かれているわけではないので現在でも通用する部分のほうが多い。ただ、同性愛に対し「性の倒錯をよろこぶ人」とタイトルされているのはいただけない(苦笑)でもその歴史と社会からの扱われ方、文学なども絡めて説明されてるのは興味深く、最後まで読むと否定されているわけではなかったので安堵。2014/05/31
Sean
3
家にあったので読了。様々な精神疾患に関する特徴と事例を記してあった。 世の中の人の誤った理解も含めて、どのような行動にあらわれるのかが示されている。2013/09/17
wei xian tiang
2
研究成果が研究対象となる人間の行動自体を変化させてしまうという点で精神医学と経済学は似ている気がする。2019/07/05
Gen Kato
1
再読。茂太先生初期のエッセイ。内容はやわらかくないけれど読みやすい。2015/06/01
ガテン系
1
超よかった、いろいろな病名と症例があるし、歴史の流れもわかる、良書2014/10/20




