中公文庫<br> セーヌ左岸で

中公文庫
セーヌ左岸で

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122004894
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1777

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

3
パリでの生活・福祉を綴るエッセイ。約35年前の本だけど、学校での避妊教育、子供を保育所に預ける女性が普通に書かれていて、そういう点で日本より進んでいたんだなぁと思ったり。西欧賛美で日本批判の内容が多いのは、当時はそれなりの事情があり(欧州の観光地に落書きをする日本人が多いとか)、外国に暮らすと日本社会の美点も問題点も鮮明に見えてくるので、そういう論調もわかる部分はある。西欧社会にも問題はあるけど、一般人でも自ら率先して行動しないと、他人任せでは国も社会も変わらない事を理解している人が西欧人に多いのは確か。2013/12/12

Mie Shida

3
三回目くらいに読んだ本。前作『ラインの河辺』が良かったので見つけたときには感動。単行本にビニールのカバーがかかっていて状態がとても良い。この時代は海外暮らしを報告するということはこんなに特別だったんだなーと驚く。描写が美しく、様々なディテールや風景が眼に浮かぶのがいい。2012/05/26

ぴよきん

2
若いときに読んだ本の再読。何しろ三十年以上も前の本だし、筆者が絶賛するヨーロッパにも、いろいろな問題が山積することが見えてきた。そのせいか、前よりもこの欧米よりの(そして、何かと日本をけなす)意見にうなずけない部分が増えた。まあ、時代も変わったのよね。2010/07/02

カルロス

0
この本が出された頃、ヨーロッパでの日本人観光客は 公共施設で落書きをするモラルの低さを著者は嘆いた。 今も日本ではどこかしらにスプレーでの落書きが見受けられる。 フランス料理と中国料理は仏教用語の一物全体(この言葉は作中では出てこない)のような感じがした。料理とはどういうものか改めて見直そう。 2017/06/06

HIRO1970

0
高校生の頃に読みました。2005/01/01

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