中公文庫<br> 山本元帥!阿川大尉が参りました

中公文庫
山本元帥!阿川大尉が参りました

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  • サイズ 文庫判/ページ数 179p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122001633
  • NDC分類 916

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっと

7
阿川弘之の乗り物紀行はいろいろ読んできたが、今回は戦史紀行。山本五十六撃墜死の現場・ブーゲンビル島のジャングルを訪ねる表題作(副題は「私のソロモン紀行」)と、玉砕のアッツ島のとなり、太平洋戦争の奇跡と称される無血作戦「私記キスカ撤退」の二編収録。戦争モノを読んでいると毎度おもうことだが、北に南に点々となんと広大な戦場を持っていたかということ。そして、その南北の島々が戦争の大義名分たる“欧米列強からのアジア解放“とどう関係していたのか。キスカ島はアメリカのアラスカ州に属し、戦後、無人島である。2022/12/17

YKSM

2
山本元帥とタイトルにあるが、内容は紀行文に近い。今なら現地人の描写については今なら大炎上しかねないが、大らかな時代だったのだなと感じさせる。後半は全く別の話であるキスカ撤退について。こちらら事実描写のみで淡々としている2017/07/22

鈴木貴博

1
表題作と「私記キスカ撤退」を収録。表題作は紀行文で、昭和41年に著者がブーゲンビル島のジャングルに放置された山本長官機に日本人として戦後初めて到達した旅を題材とする。「私記キスカ撤退」は題名通りキスカ撤退について書いたものだが、筆者が昭和44年にアッツ島、キスカ島方面を旅したことがひとつの執筆理由となっている。筆者の行動力と海軍に対する思いに敬服する。貴重な記録だが、表題作について、様々な言葉遣いを見ると今このままでの再版は難しいかもしれない。(古本屋で購入)2023/08/16

JVSTINVS

1
ここまで上にたってものを書ける人なんていまいないよな、という感興を覚えた『山本元帥!阿川大尉が参りました』そして『私記キスカ撤退』。こうも大所高所に立てるのも、ひとつの芸ではないだろうか。2022/11/11

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