中公新書ラクレ<br> 若者と労働―「入社」の仕組みから解きほぐす

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中公新書ラクレ
若者と労働―「入社」の仕組みから解きほぐす

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  • サイズ 新書判/ページ数 290p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121504654
  • NDC分類 366.021
  • Cコード C1236

出版社内容情報

新卒一括採用方式、人間力を押し出す就活、ブラック企業……日本型雇用の特殊性を検証。若者の労働について正しい議論をするための書

内容説明

ブラック企業、限定正社員、非正規雇用…様々な議論の中で、もみくちゃにされる若者の労働問題。日本型雇用システムの特殊性とは?現在発生している軋みの根本原因は?労働政策に造詣の深い論客が雇用の「入口」に焦点を当てた決定版。感情論を捨て、ここから議論を始めよう。

目次

序章 若者雇用問題がなかった日本
第1章 「就職」型社会と「入社」型社会
第2章 「社員」の仕組み
第3章 「入社」のための教育システム
第4章 「入社」システムの縮小と排除された若者
第5章 若者雇用問題の「政策」化
第6章 正社員は幸せか?
第7章 若者雇用問題への「処方箋」

著者等紹介

濱口桂一郎[ハマグチケイイチロウ]
1958年大阪府生まれ。83年東京大学法学部卒業、同年労働省に入省。欧州連合日本政府代表部一等書記官、衆議院厚生労働調査室次席調査員、東京大学客員教授、政策研究大学院大学教授等を経て、現在、独立行政法人労働政策研究・研修機構客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

56
ジョブ型労働社会とメンバーシップ型労働社会に関して、よく理解することが出来た。そしてブラック企業、ニート、就活、終身雇用制崩壊等、現在の労働に関する諸問題の背景というか根源というのも、そのような事だったのかと。私個人としては欧米のような、ジョブ型労働社会の方が馴染めたな。中々興味深い内容だったので、この方の著書もう少し何冊か読んでみようと思います。 2018/11/02

くたくた

29
欧米型労働類型であるジョブ型労働社会と、日本型労働社会類型であるメンバーシップ型労働社会の対比とその異質性に関して詳細に述べられている。メンバーシップ型(言い換えれば終身雇用・年功序列賃金体系)は、仕事に最適な能力を持つ人を採用してその仕事に貼り付けるジョブ型に対し、まず人を確保してからその人に社内で仕事を貼り付ける。一方が職から職に人材が移行する、横流れの構造であるのに対し、一方は「入社」から「定年」まで縦に流れる構造。不況時に、ジョブ型では若年者失業者が社会問題となるのに対し、かつての日本では中高年の2018/11/03

きいち

22
日本型雇用と言われてきた「メンバーシップ型」、スキルと経験を武器に企業間移動を標準とする「ジョブ型」。どちらがいい悪いではなく、欧米でもメンバーシップ型の企業はあるし、日本にもジョブ型の歴史はあって、どの社会も言わばグラデーション、長所も矛盾点も抱える。何かを悪者にせず、冷静に実態を踏まえ少しでも矛盾の少ない状態を模索する著者の姿勢がいい。私自身は今どうやら、濱口の提案する「ジョブ型正社員」のようなので実感値もある。◇一番暮らしよいのは、どれか固定じゃなくキャリアの過程で行き来ができる状態なのではと思う。2013/12/10

さきん

20
就職に悩む学生にこそお薦めの内容。全体像がよくわかる。日本は相当特殊なメンバーシップ型雇用社会であり、雇用政策が二転三転している事実をもとに、著者は日本の現状に即したジョブ型雇用の適用を提案している。私はメンバーシップの良い文化は日本独特であり残していきたいと思ったが、とにかく問題は、不況時に生ずる若者がスキル低いまま固定化し、社会負担になることをいかに改善するかである。2015/09/30

Nobu A

15
購読本読了。一社員として働いていると、雇用問題の本質がなかなか見えてこない。戦前戦後の歴史を辿り、国際情勢と比較を交え、俯瞰できる秀逸本。同著者「日本の雇用と中高年」と被る部分もあるが、日本特有の「能力」より潜在能力があるかどうかの「人」の特性を重要視するメンバーシップ型雇用。将来を見据え、2極化する正社員と非正規雇用に第3のジョブ型雇用の創出を提唱。ブラック企業の出現は日本の構造的問題。あとがきの会社に貢献するという「適応」と同時に、高校等で「抵抗」の為の労働法を勉強し、身に付ける必要性には大いに納得。2017/12/28

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