中公新書ラクレ
国家論―僕たちはいま、どこに立っているのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 295p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121503466
  • NDC分類 304
  • Cコード C1231

内容説明

世代を超えた3人の代表的な論者が、10時間にわたり徹底討論を行った記録。世界も日本も大変化のただ中にある今、戦後日本ではタブーだった「国家のかたち」を正面から、大胆に論じきる。

目次

まえがきに代えて―国家を論じることが不可欠の時代のただ中で
第1章 歴史をみることの大切さ
第2章 必要悪としての国家
第3章 希望のない時代
第4章 国家のかたち
第5章 日本とアジア
あとがきに代えて―「日本の琉球化」という一つの展望

著者等紹介

田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年、滋賀県生まれ。岩波映画製作所を経て、東京12チャンネル(現テレビ東京)入社。77年よりフリー。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』などで活躍。98年、城戸又一賞を受賞。現在、早稲田大学特命教授として大学院で講義をするほか、「大隈塾」塾頭も務める

姜尚中[カンサンジュン]
1950年、熊本県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。現在、東京大学大学院教授。専攻は政治学・政治思想史。多くの討論番組・トーク番組に出演するとともに、NHK教育テレビの『日曜美術館』の司会なども務める

中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年、大阪府生まれ。京都大学大学院修了。現在、北海道大学大学院准教授。日本やインドをはじめとしたアジアの保守主義・右翼運動を、現代的視点から捉え直した論考で知られる。「平成ネオ・ナショナリズム」の動きにも敏感で、若者現象への発言も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yasu

3
朝まで生テレビでおなじみといったメンバーの対話集。アメリカが失脚して世界のパワーバランスが崩れ始めた今、日本が進むべき方向はどこなのかといった議論が展開されていて興味深く読めた。また、最近の世論が異常なまでに流動性が高まっていることに対して危機感を持っていることは強く同意する。そしてヒトラーのような強いカリスマ性を持った人物が日本にいつ現れたら非常に怖い。ところで最近は姜 尚中がマスコミ受けを狙ってかおとなしくなったイメージが強い。2010/05/02

akios

2
1章がちょっと説明的すぎ?3章ぐらいから面白い。国防のところはもう少し語ってほしかった。中島氏が繰り返し言う、シニシズムの蔓延とカリスマを求める民衆への危惧というのが何となく肌身に感じられて怖い。私は簡単に絶望するべきではないのだとは思うのだが、じゃあどうやっていけばいいんだろう。ある程度の道筋は示されていると思うけれど、じゃあなにから始める?2010/05/10

おらひらお

1
2010年初版。民主党政権時の国家論。民主党がぐずぐずになる前の一冊なのでまだ期待感も見える内容です。あと、保守などの基本用語も解説してあるので、参考になりますね。2017/05/28

星辺気楽

1
3か月前に読んでいたのですね。忘れていました。 2015/08/20

星辺気楽

1
大震災前の「国家論」2015/05/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/358005
  • ご注意事項