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中公新書ラクレ
新学歴社会と日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121503121
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C1237

出版社内容情報

日本はまだ世界的に「平等」だ。国際化とは学歴化であり、ホンモノの学歴社会がもうすぐ到来する。その現実をデータをもとに検証

内容説明

国際化の波にさらされる日本社会は今後、欧米なみのより厳しい学歴社会化に見舞われる!学歴と収入・出世などの相関関係についてより深く考察し、新たな教育環境の功罪を縦横に説く。

目次

第1章 広がる学校間、生徒間の学力格差―日本は学力が高い国民であるという幻想(今ほどは学校間の格差はなかった;学校間の格差が生じなかった理由 ほか)
第2章 日本は学歴社会であったという幻想(学歴と収入が相関しなかった日本は例外的な「非」学歴社会;武士の学歴社会 ほか)
第3章 新学歴社会と知識社会への対応(学歴社会と学力社会、実力社会、知識社会;大学生の国際学力テストが用意されている ほか)
第4章 学歴社会と階層分化(なぜ学歴は「遺伝」するのか;親の遺伝ではなく、親の考えが子どもの将来に影響を与える ほか)
第5章 新学歴社会をどう生き抜くか(現代社会は「知識社会」という位置づけ;氾濫する情報化社会と知識社会 ほか)

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
精神科医、国際医療福祉大学大学院臨床心理学専攻教授。1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手を経て、91~94年アメリカのカールメニンガー精神医学校に留学。老年精神医学、精神分析学(特に自己心理学)、集団精神療法学を専門とする。また教育問題にも造詣が深く、学力低下批判から受験ハウツー指導まで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Falke

4
地方に住んでいる自分の周りは確かに「東大や名門大学に入らなければいけない」という雰囲気は全然なく、勉強は東京とかの人より熱心でないと思う。本当に学歴が大事になったとしても、地方にはそのような情報が回らないのではないかと懸念される。この著者の本はどれも大変勉強になりますね。教育学部の学生として悔しくもありますが・・・2009/07/30

Rollin'

3
学校歴社会≠学歴社会という点をはっきり区別する点は共感できる。しかし、勉強しなくても大学に行ける日本において、学校歴が無意味になると同時に、学歴を計る指標すらも失われてゆくとすれば、新学歴社会とは国民がメディアに踊らされる社会かもしれない。和田も言っているが、皆に競争させる社会の方が、案外優しい社会なのかな。2009/04/11

٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

2
残念ながら概ねこういう風潮は事実なんだろうと思うけれど、中流階級まで成り上がるための条件がどんどんインフレしてて親子ともに超人じゃないと事前に予測してキャリアを積むのは無理な感じになってて、まあ大変ですね。ただあからさまな「受験戦争」が問題になっていた時代のほうが参加者が元から多いのでピラミッドの中腹部でも十分な学力がありむしろ豊かだったという指摘は面白かった。2017/02/05

たぬき

1
さらっとね2012/07/11

みんと

1
現在、私立大学の47%が定員割れだという事実や、初等部からエスカレーター式に上がった附属校出身の勉強不足な大学生が多数実在することなどからも、学歴社会という風潮に疑問を抱かざるを得なくなっている。やはり競争しなければ行き場所のなかった時代がある程度の水準を保っていられたのだろう。5時間以上の睡眠と得た知識のアウトプットが大切だということを再認識。東大生の親は高収入という統計も興味深かった。2009/11/08

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