出版社内容情報
漫画界の第一人者である著者が、後にブッダ(目覚めた人)となるゴータマ・シッダールタの苦悩に満ちた半生を描いた意欲作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
13
物語としては初転法輪まで。手塚治虫さんの『ブッダ』より絞られていて読みやすいと思います。うーむ。しかし、父王=スッドーダナ王(浄飯王)の悩みは深かったと思うなー(ToT)。シッダールタはその後、異母弟や実子まで出家させ、一族の才ある男子が、のきなみ教団に流れていくわけで…。パパとして考えるととんでもなく酷い息子です。2020/04/30
れい
9
【図書館】手塚治虫のブッダよりも、宗教色は少ない気がする。つまり、現実ではありえない部分はない。たとえば、シッダールタの歩いた後に蓮華の花が咲くとか、誕生の際に空から花が降るとか、森中の動物たちが祝福に訪れたとか…そういう部分がなく、人間的で、女性的な視点から描かれている気がする。同じ現象でも人によって見方が違い、全く別のものを見ているということを投影していると思う。2015/07/20
山羊男
2
「願いごと」は、何かを得たいと思う心です。「祈り」は、他者の幸福を思う心です。2013/12/12
ひろただでござる
0
苦行をしても美しいブッダさんです。悟れなかったらどうしたんでしょうね。2014/08/23
makurasi
0
図書館で気になったため借りました。漫画なのでスラスラと読めました。1日1日を一生懸命に生きて徳を積む事で、来世また人間に生まれてくる事ができる。また学び直す時間を戴ける。なんとなく知っていた仏教とは全く違っていて驚きました。いつ命が亡くなっても後悔しないように、一生懸命に生きなくては。2018/04/05
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- 和書
- 血と砂 岩波文庫