内容説明
癌で入院中の父親と寝たきりの祖父の面倒を一人でみる村尾柊一。彼は善意より殺意を必要とした…。あの日、雨が降っていなければ、誰も殺されなかった。必死だけど可笑しくて、実直ゆえに我がままで、優しいくせに傷つける―デビュー15周年を迎えた樋口有介の真骨頂、とにかく切ない物語。
著者等紹介
樋口有介[ヒグチユウスケ]
1950年群馬県前橋市生まれ。業界紙記者などを経て、88年『ぼくと、ぼくらの夏』で第6回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。青春ミステリー小説の新たな担い手として注目される。『風少女』が直木賞候補となる
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感想・レビュー
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akira
2
本屋大賞発掘部門から発掘。主人公の行動規範が不明、共感できない・・・。爽やか・・・じゃぁ、ない。2014/01/29
クロ
2
閉塞感がなんとも言えない。主人公は真面目なんだなぁと思いました。2011/05/29
さとる@パクチー
1
末期癌の父と寝たきりの祖父の面倒を1人でみる主人公:柊一の話。暗い。ビデオ鑑賞バイトに客として来たAV女優:李沙と知り合うも李沙の父は常連のバーのマスターと聞かされる。李沙は自殺中に柊一に電話し最期に立ち会う。父の保険金を融資しろと別れた母から連絡。母に鈴蘭の花を漢方として薦めるもそれは毒で案の定母は服毒死。黒板塀の塗装屋だった祖父の知り合いから塗装依頼を受ける。依頼主の高校生の娘:彩夏と仲良くなるも、彩夏の家の対面のゴミ屋敷放火の犯人だと柊一に自白。柊一は生き残ったゴミ屋敷家主を燃やす。父危篤の連絡で終2021/05/16
夜梨@灯れ松明の火
1
図書館2016/12/29
がしがし
0
古い本。相変わらずの感じ2017/11/19