感想・レビュー
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saba
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実朝論。「歌詠み将軍」って確かに、本当に異質だったのだな~あまのおぶねの歌、割と好きだ。あずまえびすの坂東武者が頼朝を擁して初の武家政権を打ち立て、わずか三代で直系断絶。実朝の鬱屈と孤独と夢想が文筆をものする人たちのツボにはまるのは良くわかる。結構断定的に書いている箇所も多くておっ?と思うところもあったが、大河と絡めて面白く読んだ。政子の行動原理が「弱きに優しく、強きに立ち向かう」は、相手が入れ替わっても成り立つという解釈には首肯。吾妻鏡に登場する一族で太平記に出ないのは、まあつまり族滅だよね。。2022/09/29