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伊豆の踊り子 [新潮CD]

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  • サイズ B6判/高さ 15X15cm
  • 商品コード 9784108300859
  • Cコード C0893

出版社内容情報

自らの孤児根性に悩み、その状態から救われようとして伊豆の旅に出た一高生と、旅芸人一座の踊子との淡い恋を描き、川端康成の名を不朽のものにした傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

27
NHKラジオ「朗読」にての有名作品。90分読み切りの短編が意外、しかし充実の歴史的名作だろう。アイドル俳優で映画化している…と嘗めて手に取らないと一生の損、先入感で物事を見てはならない典型。「頭が澄んだ水のようになって、それがぽろぽろこぼれ、その後には何も残らないような甘い快さだった」(文字は不正確)で締められるラストがことに印象的で残像として残る。2019/04/09

ブルーベリー

8
古きよき、そして何よりあたたかい。2014/02/23

33 kouch

2
伊豆の踊り子と禽獣が印象深い。感傷的なひとり旅で旅芸人たちの一団との出会い。当時蔑まれている旅芸人のなかの花である娘に目をつけ恋をする主人公。伊豆という今なお旅情溢れるこの土地が舞台というのも想像を掻き立てる。 禽獣は命が雑に扱われ、それを傍観する主人公に嫌悪感を通じる。逆に人間の命だけがこんなにも尊大に扱われていることに気づかせてくれる。2022/10/21

santana01

2
古典ともなりつつある本作をオーディオブックで初めて聴き終えた。まずこれほど短かったのかと驚いたが、大きな事件が起こるわけでなく、文体も淡々として、主人公と作者の程よき距離というものを感じた。青春スターによって何回も映画化される原作には、たしかに相応しい。2012/11/11

zuisei

1
初めの作品としては驚くべき文章である。情景の描写、主人公の心情を正確に描写して余すところがない。やはり天才であろう。旅芸人が差別される存在であることも正確に書いてある。評価5。 2022/07/07

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