出版社内容情報
かつて吸血鬼と呼ばれた特異体質「摂血種」と宣告された小川るるは、血で伝統工芸を受け継ぐ「記憶伝承士」のエドと出会う。彼の助手として働くことになったるるは、命を懸けて伝統を繋ぐ人たちの想いと向き合っていくが……ある日、エドが抱えた壮絶な過去を知ることになり――!? 血で想いを繋ぐクラフト・ファンタジー最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新天地
3
始めの「ことばの命」では、自分は外国語がとにかく苦手なので調べるのも学ぶのも大変だと思うけど、話して書くことができる言葉が増えるというのは相当な”沼”であろうことを実感した。続く「葛生島土笛」では様々な記憶伝承士がいる世界でも失われたまま戻ってこない営みがあると描かれてとても切なかった。そして「西比利亜ワシマン」で語られるエドの過去は歴史のダイナミズムに圧倒されつつも何人もの個人が繋いでいった為事に涙した。最終話ではもう一人の主人公るるの進む道が決まり縷々と続き光るものを繋いでいく大団円で満足だった。2024/04/12
KOU
1
全3巻完結。物作りの話をもっと見たかったな。2023/12/08
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- 和書
- 花屋さんが言うことには
