内容説明
拒食症と過食症への間違った思い込みや誤解は、摂食障害の被害者の苦しみを増すだけではなく、患者に対する偏見も助長する―。摂食障害治療のプログラムで世界的に有名な、カナダ、ビクトリアのモントレー・クリニックの創立者、ペギー・クロード=ピエールが、摂食障害への誤解や偏見に終止符をうち、現在の医学ではほとんど治療不可能とされる摂食障害を完治させるための画期的な治療への処方箋を公開する、全米で話題の本。
目次
第1部 ネガティブ・マインド(モントレーの始まり;「習慣性自己否定癖」;よくある誤解と思い込み;重症患者:「永久の」侵略者に囚われた身)
第2部 ネガティブ・マインドを理解する(ネガティブ・マインドを転換させる;回復への五段階;愛情と治癒:自宅でのチャレンジ;必要な助けを見つける;治癒の詩;最後に、希望へのメッセージ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もけうに
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今まで読んだ摂食関連の書物の中でも、ここまでこの病気の本質を突いた本は初めて。拒食症・過食症の根本原因は、現代の痩身信仰でも、家族関係でも、虐待でもなく、自己を攻撃してしまう嗜癖、ネガティブ・マインド。読んでいて、ここまで当てはまる記述が多いことにびっくり。私はずっと自分はいない方がいい存在だと思っていた、この世界から消えたいと思い続けていたから。ここまで拒食症患者の心を正しく理解している書物は中々無いと思う。今摂食障害に苦しんでいる人、またその家族にも、広く読まれて欲しい名著。2018/04/24
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