内容説明
好きな人としか、セックスできないと思っていた。裸になって見知らぬ男のモノをくわえたり、ましてや本番サセるなんて。けれど心と身体は別なのだ―。ヤクザ、ポン中、スカトロマニア、エリートの変態男たち。ホスト狂い、サセ子、借金債け、でもしたたかに生きる女たちとの日々。風俗で働くことを自ら決めて経験した者だけが書ける、赤裸々な私小説。
著者等紹介
真中優多[マナカウタ]
追手門学院大学文学部心理学科卒。医薬情報専門誌記者を経てフリーに。以後、社会、風俗等多方面にわたって執筆活動を続けている。加藤詩子名義で、三年の歳月をかけて書下ろされたノンフィクション『一条さゆりの真実』(新潮社)がある
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感想・レビュー
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もも
2
風俗業界って自分とは遠い世界の話だと思っていたけど、案外近いところにあるのかも・・・そんな風に思わせる作品だった。この作者の書く文章はスキだなと思った。仕事に対する姿勢も共感できる部分がある。2012/08/20
粉の人。
2
タイトル通りの話だなと思います。徹頭徹尾、身体に触れ合う行為についての物語なのに、温度がない。ので、エロさもない。2011/11/30
はな
1
大阪の有名私立大卒業の著者による私小説。例に漏れず金銭を得るために風俗で働いた日々を赤裸々に綴っている。風俗店の内情から、日々出会う客としての男の生態が生々しい。女を物として扱うゲス男や排泄物にしか興味のない倒錯した嗜好を持つもの、三度の飯より女性生殖器が好きな変態野郎まで登場する男は多種多様だ。著者は勇気を持って彼らの根城に通い、プロとしての技術を駆使して満足させようとする。だが結局は安きに流れて金で本番を行い、自分を見失ってしまう。愛のないセックスは、氷のように冷たく、心までも凍ってしまうのだ。2017/05/05
ミグ☭영원히 태티서♥
1
金を払えば何でも許されて、何をしてもいい。やっぱり違うと思う。2016/02/03
takj
1
著者が加藤詩子ということで興味を引く 風俗経験を赤裸々に記した作品 小説?ドキメントに感じる 2014/09/17
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- 和書
- 空震 - テロの源泉にて