内容説明
春・夏・秋・冬を異空間に身をゆだねて、世界の事件をみつめ、〈私〉の問題を解こうと奮闘した一留学生のNY微細体験見聞録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sohara
1
テレビで時々お見かけしていた玉青さんの、本書が初読み。急にニューヨーク観光旅行に出かけることになったので、その参考書として。彼女が1991〜92年にかけてニューヨーク大学大学院に留学していた時の滞在記です。何しろ20年以上前の刊行なので、時事ネタは古いものの、著者がグリニッジ・ビレッジのアパートに住み、大学院では演劇を専攻するという生活の記録なので、ニューヨークを文化面中心に理解したい向きには恰好の案内書でありました。ブロードウェイが10丁目で突然曲っているのはなぜか、というのがとてもおもしろかった。2014/08/29