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すれ違う背中を

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103710110
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

前科(マエ)持ちコンビの心を掠め取った、花あり実ありワケありの男と女。恋の予感か闇への罠か――。ご存じムショ帰り2人組シリーズ第2弾はミステリーの匂い。

内容説明

「過去」の背中に怯える芭子。「堀の中」の体験をいまだ不用意に口走る綾香。しかしやっと、第二の人生が、ここ谷中で見えてきた二人だった。コトが起こったのはちょうどそんな頃。二つの心臓は、すれ違った彼らにしばし高鳴り、しばし止まりかけた。ムショ帰りコンビのシリーズ、大好評につき第二弾。

著者等紹介

乃南アサ[ノナミアサ]
1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店などを経て、作家活動に入る。’88年、『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作に選ばれる。’96(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

135
前科(マエ)持ちコンビの第2弾で、確実にキャラも物語も安定しつつあるかなと感じました。しかし、作品通して、仕方のないコトなんでしょうが、いかんせん「芭子」が「綾香」の'自由'な発言に神経質になりすぎるトコがちょっと違和感が残ります。周囲を警戒してるのは、わかりますが、そんなにも警戒強くしなくてもと思ってしまいます。一作目よりもちょっとした'事件'が起きるので、読んでる側としては飽きない展開かと。さぁて、次はどうやって話をつないでいくのやら。でも、そろそろ二人でどうやって生きてゆくのかが気になりますよね。2020/01/25

あつひめ

104
重たい内容だからこそ、軽く描かれているのかも。過去を持つ二人が、自分の夢を描いて一歩も二歩も歩み始めるためには、たくさんの乗り越えなければならない壁がある。それは、支え合う事ができるから前進できるのかも。これが一人だったら…。過去は消せるものじゃないけど、未来は変えられるんだよね。続編を早速読むのだ。2015/04/23

美登利

102
とても良かった!前作の時にも思いましたが、ハコちゃんと綾さんはドラマのキャストで変換済み。地域の人々の中に少しずつ溶け込み、着実に暖かい触れ合いが増えるうちに時々、ドキッとするような出来事にも巻き込まれます。2人とも過去を隠しているので危うい橋を渡っていてハラハラします。罪を犯した人たちにも読んで欲しいなと感じます。罪を償ったから大丈夫だと思う慢心とか、再犯しないようにどんなに心を強くもって気を付けて生きて行かねばならぬのか。どうってことの無い日常がどれほど幸せで有難いことなのか。2017/11/11

ひらちゃん

72
頑張ってます。二人とも。大阪ではこんな偶然はいらないよと言いたくなりました。が、芭子の仕事も波に乗ってきてぽっちという新しい家族もでき、慎ましい暮らしの中明るい兆しを予感させてくれました。様々な出会いを糧として二人が羽ばたけるよう見守りながらシリーズ3巻目へ。2016/11/01

そのぼん

71
訳ありの女性二人の奮闘記第2段。 USJに行ったことがあるので1話目は特にリアルでした。 芭子も新しい仕事が決まって前向きになってきている気がして、光が見えた気がしました。2012/06/11

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