生きるための辞書―十字路が見える

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  • サイズ B6変判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103562153
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

旅と食、映画や音楽など人生を豊かにする趣味。家族や友と過ごすかけがえのない時間――今求められる「男らしさ」を集約した決定版!

内容説明

数多の若者を勇気づけ、感動を与えてきた伝説の青春相談から二十年。歳月を経た今だからこそわかる、家族の情、友の痛み、旅の意味がある。そして、色あせない映画と音楽。寿司屋の愉しみ方から、孫の育て方、そして友との別れ方まで…ユーモアと教養、男気に満ちた至言を満載した、「北方ダンディズム」の集大成。

目次

旅―また行きたくても、行けない場所
食―うまさの秘訣は遊びと冒険
躰―老いと闘い、逃げて勝つ
観―心を保つために必要なもの
想―ソープという言葉がひとり歩きしている
刻―甘く、どこかはかない思い出
家―歳をとるのも悪くない
友―人生のどこかには、こんな再会がある

著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947(昭和22)年、佐賀県生れ。中央大学卒業後、1970年に『明るい街へ』でデビュー。1981年の『弔鐘はるかなり』で脚光を浴び、1983年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞受賞。1984年に『檻』で日本冒険小説協会大賞、1985年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。平成元年から歴史小説にも挑み、1991年『破軍の星』で柴田錬三郎賞受賞。2006年、『水滸伝』全19巻で司馬遼太郎賞を受賞。2007年、『独り群せず』で舟橋聖一文学賞を受賞。2010年、日本ミステリー文学大賞受賞。2011年、『楊令伝』全15巻で毎日出版文化賞を受賞。2013年、紫綬褒章受章。2016年、「大水滸伝」シリーズ全51巻で菊池寛賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

169
北方 謙三は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。『十字路が見える』シリーズも読み続けています。内容は安定の面白さですが、副題がいけません。全然辞書になっていないし、広辞苑風の装幀も安っぽい感じです。先日の講演会で著者の老いを感じました。著者が年甲斐もなくライブハウスに行って、新型コロナウィルスに感染していないか心配です(笑)2020/03/15

あすなろ

67
人が生き、人が死ぬ。その命を物語として書こうとする時、祈りがなければ筆は進みはしない。人に対する、大地に対する祈りがあってこそ物語は書けるのだ。嗤うなよ、君。私は、物語というものに、恋をしているのである。作家北方謙三氏の書き連ねておられるエッセイ集。老いに対する描写が増えたがやはりファンとしては酔わされるのである。仕方がないな。荒々しく書き続けるしかない。それが私の生であろう。その荒々しく書かれたものを最近中途半端にしか読んでいない。見城徹氏は退職したら読みたいのが北方中国史小説だと言った。僕も読まなきゃ2020/04/13

reading

20
人生経験の豊富さがにじみ出ている感じがする。独特の人柄と、人間関係。豪快で奇想天外な半生だったのだろう。死の生きざまをさらに感じるためにも、小説を読んでみたい。2020/05/13

りょうけん

11
<御> 北方謙三 大御所です。 とても面白い本書は,このシリーズの何作目かであり僕はずっと読んでいるが今回あらためて語り口がとても特徴的だと感じた。と云うかはっきり云って横柄な語り口である.(そこが面白い!) 大御所北方謙三だから許されるのだろう.その昔もっと大御所だった先輩作家達がほとんど鬼籍に入ってしまって今や北方に文句を言うヤツはたぶんもういない.と云う事は次は君ですかい大御所さん.あ,すまぬひどい冗談であった.が,まあ後は頼んだぜ大沢兄ぃ. 2020/07/08

はるわか

11
人は人生に監禁されているようなものだ。2020/04/05

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