本当はエロかった昔の日本―古典文学で知る性愛あふれる日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103350927
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本男児はエロかった。やまとなでしこもエロかった。そしてエロいは偉かった!古典に刻まれた我らがご先祖様の自由で明るい性の姿。

日本男児はエロかった。大和撫子もエロかった。そしてエロいは偉かった! 兄と妹の近親姦から国が始まる『古事記』、若き日に義母を犯して子を産ませた光源氏が、老いては若い男に妻を寝取られるなど不倫の恋満載の『源氏物語』、実は弥次喜多は駆け落ちした男色カップルだった『東海道中膝栗毛』など。日本の古典文学に刻まれた「エロ大国ニッポン」の、パワーあふれる姿を余すところなくご紹介。

目次

日本の古典文学はエロいという常識―権力のエロ肯定から生まれた文化
エロいほうがエラかった平安貴族―日本に「チン切り神話」がない理由:『源氏物語』がどんな時代にも生き延びた理由―花鳥風月に託された性
『万葉集』の「人妻」の謎―不倫が文化だった平安時代に消えた「人妻」
平安古典に見る「正しい正月の過ごし方」―「睦月」と「ヒメ始め」
なぜ日本のお坊さんには妻子がいるのか―「日本化」して性にゆるくなった仏教
あいまいな性の世界がもたらすエロス―日本の同性愛
「エロ爺」と「エロ婆」の誕生―貧乏女とエロ婆の関係
あげまん・さげまんのルーツ―日本の「女性器依存」はなぜ生まれたか?
ガラパゴス化した江戸の嫌なエロ―西鶴、近松、南北
河童と男色―なぜ昔の河童は可愛くないのか?
「外の目意識」が招いた「エロの危機」―「処女膜」の発見が招いたもの

著者等紹介

大塚ひかり[オオツカヒカリ]
1961年横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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