出版社内容情報
原理主義からディズニーまで。国家と個人をつなぐ「コミュニティ」こそが、アメリカを映す鏡だ!自らの内側で革命を続ける米国社会の強さの秘密に迫る。
内容説明
原理主義、超高級住宅街、巨大教会など、九つのコミュニティの今日的状況を探りながら、アメリカ現代社会を読み解く。多様性を象徴し、内側から社会を支えるコミュニティこそが、アメリカ社会の核である。自らに足払いをかけながら、永遠に革命を続けるアメリカの力の秘密に迫る。
目次
1 ブルダホフ(ニューヨーク州メープルリッジ)―しなやかな原理主義
2 ダドリー・ストリート(マサチューセッツ州サウス・ボストン)―コミュニティの再生力
3 ゲーテッド・コミュニティ(カリフォルニア州コト・デ・カザ)―資本・恐怖・セキュリティ
4 ミドルタウン(インディアナ州マンシー)―もっとも「典型的」なアメリカ
5 ビッグスカイ・カントリー(モンタナ州ビッグ・ティンバー)―連帯する農牧業
6 メガチャーチ(アリゾナ州サプライズ)―草の根の宗教右派
7 セレブレーション(フロリダ州オーランド)―ディズニーが創った町
8 アメリカン・サモア(南太平洋)―海に浮かぶ、小さな「アメリカ」
9 刑務所の町(テキサス州ハンツビル)―「アメリカにおける死の首都」
終章 アメリカン・コミュニティ―国家と個人が交差する場所
著者等紹介
渡辺靖[ワタナベヤスシ]
慶應義塾大学SFC環境情報学部教授(文化人類学、文化政策論、アメリカ研究)。1967年生まれ。90年上智大学外国語学部卒業後、92年ハーバード大学大学院修了、97年Ph.D.(社会人類学)取得。ケンブリッジ大学、オクスフォード大学、ハーバード大学客員研究員を経て、2006年より現職。2005年日本学士院学術奨励賞受賞。著書に『アフター・アメリカ―ボストニアンの軌跡と“文化の政治学”』(慶應義塾大学出版会、2004年、サントリー学芸賞、アメリカ学会清水博賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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メルセ・ひすい
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