内容説明
ブルザールは裕福な女性ばかりを相手に成功している精神科医だ。患者は皆、幼い時に性的虐待を受け、その心の傷のために倒錯した性の世界に溺れ、苦しい二重生活を強いられている。ある種の先入観から犯人を特定しようとする殺人課の刑事たち、パーマに理解を示しながらもデータ分析の結果から犯人を捜すグラント、パーマは一人、犯人の気持に入りこみ、意外な真犯人を見つけ出す―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
学級ぶんこ
0
手元本。登場人物が多いのだけど、レズビアンやSM愛好者の小さなグループの中で起こる殺人事件なので犯人が限られてきて途中で気づいちゃう。そして犯人は実際その人だった。だから読書を楽しめなかったかと言えばそんなことはなく、展開がスピーディだから飽きずに最期までいける。警察は最期までだまされたままだし、解決後の展開があまりにも軽くてぽかんとしてしまうけれど、ま、これはこれでありかも。ただ、手元には残しません。2015/05/30
小太郎
0
ずっと昔に古本屋で買った物を再読した。それは上巻だけだったが、下巻が気になって図書館で借りた。 性が傾いたらこうなるのかという男性の描写があるが、理解に苦しんだ。 これは女性が書いた物なので、生理的な物やセックスが露骨に書かれてある。 興味がある男性が読んだらそれなりにいいと感じるかも分からないが、 嫌悪感を覚えてしまっていた。 これは女性の目線で書かれた怖い小説である。 これから読む人はそれを頭に入れて読んで欲しい。 じっくり吟味しながら読んだら、面白いと感じるかもしれない2013/12/21
888
0
再読。忘れがたい小説なのに犯人をあの人だと思い込んでいた。あ、そうだった、忘れてた!2013/05/03
旗本退屈苺
0
21年前に上巻を読んだきりだったので、21年ぶりに犯人を知りましたw猟奇殺人に絡むバイセクシャルとレズとSMと服装倒錯と性的トラウマという盛り沢山というかこれでもかこれでもかって内容と情報量。犯人、見事に途中までミスリードされる。答えは当たりだったがハズレていたというなんだか不思議な結末だった。2013/03/03
midokame
0
★★★




