内容説明
ようこそ、スピルバーグのファンタスティック・ワールドへ!くりひろげられる不思議の数々を、どうぞ存分に楽しんで下さい。線路のない大地を真夜中に走ってくる列車、ひとりでに宙を舞うトランプ、弁護士ばかりを襲う殺人かつら、現代社会に出現したサンタ・クロース…。SF、ホラー、ファンタジイ、あらゆる要素を盛りこんで、映像の魔術師が贈る、11の華麗なストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
1
スピルバーグ製作総指揮で85年から米でTV放映された不思議系ドラマのノベライズ本。読んだのは86年の初版で、ドラマの放映順とは無関係に11話が収録されている。82年に「トワイライトゾーン」の劇場版の撮影中の事故でヴィック・モローが亡くなったなぁとしみじみ想い出した。こちらは4話で、スピルバーグも監督の一人だった。本書では「メイン・アトラクション」「幽霊列車」が好き。「別れの乾杯」はオチが早々と見えてしまって残念。カバーには意匠としての写真が8枚載っている。どの話なのか全部判ってプチ嬉しかった。★★★★☆☆2013/02/10
ジャッカル佐崎
1
時代を考えたとしても、どうにもアイデアがたわいない。『ミステリー・ゾーン』などと比べると、「ほんとうにあった怖い話」レベルにしか見えない話もちらほら。とはいえ地の文がしっかりしてるので、暇つぶしには読めます。ブラックユーモアたっぷりの「別れの乾杯」、“罪悪感”が休暇旅行に出かけて“恋”と恋に落ちるというという、どう映像化したのか気になる「自責の旅」、スピルバーグ描くところの“戦争”が詰め込まれた「暁の出撃」、肝っ玉魔女母ちゃんが痛快な「子守り」、デタラメの極み「メイン・アトラクション」などが個人的に好印象2012/07/09
丰
0
Y-202007/01/19
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- 和書
- 大楽賦