新潮文庫
永遠(とわ)に残るは〈上〉―クリフトン年代記〈第7部〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102161456
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ハリーはバッキンガム宮殿で爵位を授けられた。新首相マーガレット・サッチャーから閣僚に任命されたエマ。選挙では敗れたものの、遂に家庭の幸福を得たジャイルズ。彼らの人生は、それぞれに頂点を迎えようとしていた。一方で執拗に復讐を目論み、金に執着し続ける亡者たちの動きはやまないが、彼らにはそれぞれの陥穽が待ち受けていた。人間の美醜賢愚を描き抜いた空前の大河小説、最終巻。

著者等紹介

アーチャー,ジェフリー[アーチャー,ジェフリー] [Archer,Jeffrey]
1940年英国生れ。’66年に大ロンドン市議会議員として政界デビュー、’69年には最年少国会議員として下院入りを果した。一代貴族(ロード)

戸田裕之[トダヒロユキ]
1954年島根県生れ。早稲田大学卒業後、編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

147
ジェフリー・アーチャーは、新作中心に読んでいる作家です。クリフトン年代記も4年前から第1部~6部まで読み続けて、愈々最終第7部の幕開けです。どんな結末が待っているのでしょうか?トータルの感想は下巻読了後に。2017/12/04

のぶ

75
5年間に渡って続いてきたシリーズも最終巻に入った。まだ上巻を読む限りだが、本作は1978年から始まり、早々にサッチャー首相が誕生する。物語は今までどおりクリフトン家とバリントン家、両家の話がそれぞれに語られる。ただ物語は完全に独立しておらず、両家の絡みもあるので、登場人物の多いこのシリーズ、文章は読みやすいのだが、以前の話を覚えていない部分も多いので、混乱することも多かった。話に大きな盛り上がりはなく上巻は終了。最後の下巻でどんな展開が待っているのだろうか。全体の感想は下巻で。2018/02/09

Panzer Leader

53
さすがにこれだけ読んでいると多少の事件ではもう驚かない自分がいる。どんでん返しのディーバーに慣れてしまったみたいな。クリフトン・バリントン家の人々が善良すぎて面白みに欠ける様にも思えてきた。だからその対極にいるレディ・ヴァージニアがとても生き生きしている。三小悪党達が退場して一人になってもむしろパワーアップしている。没落しそうになりながらもその度に這い上がる様は読んでいて思わず応援したくなってしまう。あれ、作者の術中にハマった?2018/05/15

Yunemo

49
第6部「機は熟せり」読了からほぼ1年経過してしまいました。途中まで系図と登場人物とを見比べながら。すべての人生に決着の時が、と謳われますが、なかなか上巻ではそこまで読み切れず。1978年から1982年までの動きが。ここまで来ると、世の中の動きが何となくおぼろげに。エマとサッチャーそして保健副大臣の地位、選挙に敗れながらも家庭の幸福を得たジャイルズ、ジェシカの過ち、何といってもヴァージニアのしぶとさ、悪辣さには脱帽です。今迄に比して、若干の問題を抱えつつもうまく行き過ぎてるような気がして逆に不安感が芽ばえ。2018/02/12

にいにい

44
カリンも前のジェシカみたいに消えていくのかと前回ラストと今回プロローグで確信させておいてからのSASの見事な連携いいねぇ~。いよいよ最終第7部の上下巻を残すのみ。長かったが、楽しめた。勧善懲悪は、わかっていてもストーリーを追わされる。いろんな悪役・強敵も敗れていったが、レディ・ヴァージニアは、凄い。相変らず憎たらしく、落ちぶれそうで、生き延びていく。下巻も、現ジェシカ復活の鍵を握りそう。さ、最終結果を楽しもう!2017/11/15

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