新潮文庫 機は熟せり〈上〉―クリフトン年代記〈第６部〉

アーチャー，ジェフリー【著】〈Ａｒｃｈｅｒ，Ｊｅｆｆｒｅｙ〉/戸田 裕之【訳】

新潮社（2017/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 398p／高さ 15cm
• 商品コード 9784102161432
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

信義を貫かんとするハリーとエマ。欲望に溺れゆく者ども。すべての人生がついに正念場を迎える――凄絶無比のサーガ、終幕の序章。エマと宿敵ヴァージニアの裁判が結審を迎えた。決め手となったのは一通の手紙だった。スターリンの所業を暴いた『アンクル・ジョー』の出版に奔走するハリー、東ドイツで出会ったカリンを危険を顧みず呼びよせんとするジャイルズ、そしてセブの新たなる恋。登場人物それぞれが新境地に向う中、金の亡者たちは新たな陰謀に蠢き始めた。欲望と情念がせめぎ合う凄絶無比のサーガ、終幕の序章。

ジェフリー・アーチャー［ジェフリー アーチャー］

戸田 裕之［トダ ヒロユキ］

内容説明

エマと宿敵ヴァージニアの裁判が結審を迎えた。決め手となったのは一通の手紙だった。スターリンの所業を暴いた『アンクル・ジョー』の出版に奔走するハリー、東ドイツで出会ったカリンを危険を顧みず呼びよせんとするジャイルズ、そしてセブの新たなる恋。登場人物それぞれが新境地に向う中、金の亡者たちは更なる陰謀に蠢き始めた。欲望と情念がせめぎ合う凄絶無比のサーガ、終幕の序章。

著者等紹介

アーチャー，ジェフリー［アーチャー，ジェフリー］ ［Ａｒｃｈｅｒ，Ｊｅｆｆｒｅｙ］
１９４０年英国生れ。’６６年に大ロンドン市議会議員として政界デビュー。’６９年には最年少国会議員として下院入りを果した。一代貴族（ロード）

戸田裕之［トダヒロユキ］
１９５４年島根県生れ。早稲田大学卒業後、編集者を経て翻訳家に（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[starbro]

ジェフリー・アーチャーは、新作中心に読んでいる作家です。２月の第１冊目は、こちら、クリフトン年代記を読み続けて第６部まで来ました。相変らず、波乱万丈の大河小説、400P弱、一気読みしました。上巻では、極悪女、レディ・ヴァージニアが大活躍しています。そこまでやるかといった感じです。第六部からは、マーガレット・サッチャーも登場しました。続いて下巻へ、トータルの感想は下巻読了後に。

2017/02/01

[のぶ]

第６部のまだ上巻を読む限りだが、さすがにここまでくると、大河ドラマの風格が出てきている。時代は１９７０年代に入り、ハリー・クリフトンの子供の世代に物語は移ってきた。ただ、クリフトン一族を中心とした年代記なので、ここまで読んでくると、今までに同じような描写があったのでは？という印象を受ける感も否めない。また７０年代の世相はイギリス国内での事件はストーリーに溶け込ませているものの、世界の大きな事件の記載があまりなく、その時代をあまり感じさせない。この先どんな物語が待っているのか？感想は下巻で。

2017/02/18

[ゆみねこ]

すっかり前作を忘れていましたが、読み進めるとやはり面白い！ヴァージニアの悪女っぷりは一段とヒートアップ。セブの恋の悲劇、ジャイルズは大丈夫か？感想は下巻で。

2017/03/13

[財布にジャック]

今回は第５部を読んでそれ程時間が経っていなかったので、ついていけるかなぁと思っていたのに、やっぱり登場人物表がなければ誰が誰やらというような頼りなさ。引き続き下巻も読みます。感想は下巻で。

2017/04/11

[けぴ]

インドからロンドンに来たお嬢様プリアに恋するセブ。インドに戻り親の決めたいいなずけと結婚する間近のプリアを略奪するセブ。しかし、空港で待っていた永遠の別れになる事件・・悲しすぎます。ジャイルズも三度目の正直と、東ドイツの通訳カリンに恋してロンドンに連れ帰る。しかし、カリンは実はスパイ！ところがカリンは本当にジャイルズを愛しているかも？？

2021/02/26