出版社内容情報
延命治療による長生きは幸せなのか? 自然な死から遠ざけられる高齢者たち。「人間らしい最期」のあり方を探るノンフィクション。
人には寿命がある。かつて自力で食べられなくなったお年寄りは、老衰で亡くなるのが自然だった。医療技術が進歩した現在、終末期の高齢者は病院へ送られ、鼻や胃に通した管から人工的に栄養を補給されて生き長らえる。だが、延命治療による長生きは本当に幸せなのだろうか。著者自らが姑を看取るまでの記録と、多数の老人施設や家族への取材から「人間らしい最期」のあり方を探る。
内容説明
人には寿命がある。かつて自力で食べられなくなったお年寄りは、老衰で亡くなるのが自然だった。医療技術が進歩した現在、終末期の高齢者は病院へ送られ、鼻や胃に通した管から人工的に栄養を補給されて生き長らえる。だが、延命治療による長生きは本当に幸せなのだろうか。著者自らが姑を看取るまでの記録と、多数の老人施設や家族への取材から「人間らしい最期」のあり方を探る。
目次
プロローグ 姑、倒れる
第1章 初めての老人福祉施設
第2章 特別養護老人ホームでの看取り
第3章 親のターミナル(終末期)と親孝行
第4章 「胃ろう」で生きるとは
第5章 胃ろうを中止するのは「殺人」というけれど
第6章 ぬくもりだけでいい、生きていてほしい
第7章 リビングウィルと尊厳ある死について
エピローグ 姑の退院、そして自宅での最期
著者等紹介
田中奈保美[タナカナオミ]
1950(昭和25)年生れ。横浜国立大学卒業後、コンピュータープログラマーとして会社勤務。のちフリーライターとして独立。女性誌をはじめ、新聞、PR誌で人物インタビュー、旅行、外食、医療などの分野で幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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