新潮文庫
人生のこつあれこれ〈2013〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101359434
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

お金好き、野心家、毒舌家。ひとの心の姿は私の目にはっきり見えます。悪い心に負けずに生きる方法をさずける、読む道しるべ。

野心家、秘密主義者、お金のたくらみの持ち主……。人の心は私の目には、こう映っている。降ってわいた引っ越し騒動、人生の地獄だったさんざんな日々、そしてダライラマ法王の温かく柔らかな手。たくさんの出来事を経験してわかった、あなたがあなたらしく生きていける「こつ」とは。日々に追われて疲れたあなたにさし出す言葉の道しるべ。ミニエッセイbanakobanashiも付いてます!

内容説明

野心家、秘密主義者、お金絡みの企みの持ち主。短い期間にいろんな人を見過ぎました…。降ってわいた引っ越し騒動に人生の転機を知り、ダライラマ法王の温かく柔らかな手に幸せの意味を思う。めまぐるしい毎日が隠す秘密と、誰もが自分らしく生きられる「こつ」を教えます。10年を超えて愛される公式HPからあなたに届く節目の一冊。アプリ版ミニエッセイBanakobanashiも収録。

著者等紹介

よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
1964(昭和39)年、東京生れ。日本大学芸術学部文芸学科卒。’87年「キッチン」で「海燕」新人文学賞、’88年単行本『キッチン』で泉鏡花文学賞、’89(平成元)年『TUGUMI』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞。海外での評価も高く、イタリアのスカンノ賞、フェンディッシメ文学賞、カプリ賞など受賞。『アムリタ(上・下)』(紫式部文学賞)『不倫と南米』(ドゥマゴ文学賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろんこ*勉強のため休止中

180
吉本さんの熱い人生論。ライトエッセイが多い中、きっぱりと仕事に対する姿勢、人との接し方、辛くてどうしようもない時の乗り越え方等が語られている。共感出来ない部分もあったが、根底に私たち読者、いやこの世のほとんど全ての人達に対する愛情が感じられたので読後は温かい気持ちになった。結局人生はシンプルに生きるのがいいんだなあ。時々登場する丸尾兄貴のことをもっと知りたい。彼の本を読んでみようと思う。2015/01/14

Chibi

50
ばななさんの、HPの日記からなるエッセイ。日常の出来事から、感じ、気付いたことが綴られている。亡くなられたご両親への想い…私がその日を迎える時、受け入れる事も出来ず、まともに立っていられないだろうと思う。自分らしく生きていく上での指針となる様な、心に響く気付きの言葉が散りばめられていた。「楽で幸せな人なんかひとりもいない。だからこそ楽で幸せそうに、そう見せようと無理しないでもそう見えちゃうような生き方が、さわやかだと思う。それが全ての理不尽なものに対しての、結局は最高の復讐なのだ。」最も共感した言葉。2014/06/26

団塊シニア

47
「楽で幸福な人なんか一人もいない」「やっぱり本は友だちなんだと思う」等日記とその月の気づきのなかに正直な気持ちが綴られてる、2012同様、今は亡き父親の吉本隆明氏にたいする愛情が伝わってくる内容です。2014/07/21

美登利

46
うーん、このシリーズ終わってしまうのか、残念です。ばななさんの作品は若い頃から読んでいて(同じ歳なんだわ)、なんと言ってもスピリチュアルなところが凄く好き。アムリタとか最高だと思ってました。彼女自身力が有るのだろうけれど、それがまた私にはとても羨ましいことで。出来たらばその世界が見えたらなぁ、感じられたらもっと自分は違うのではないかと思ったり。でもあまり色々なことを感じすぎるのも本当は疲れちゃうよね。ばななさんには自然体で好きな作品を沢山生み出してほしいです。2014/06/20

りえこ

24
前の、日々の日記も良かったけど、今の、月毎の文章も良い。このシリーズ、大好きです。とても分かりやすく、日常で起こっていることが描かれている。おかしいなと思うことや、苦しいなと感じる事が、わかりやすい文章で書かれていて、そうか!と気づかされます。2014/04/15

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