新潮文庫
管理職降格

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  • サイズ 文庫判/ページ数 462p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101303208
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

デパート業界の名門、大松屋銀座店の法人外商第一部第二課長・津川直二郎は、自ら開拓した大口顧客から、突然取引き停止の通告を受け、窮地に陥った。そして、責任を負わされるように降格されてしまう。懸命に巻き返しを図るなか、娘の万引き事件、妻の不倫と、家庭にも大きな亀裂が走った…。会社と家庭の両面から苦悩するビジネスマンの姿を、鋭くも暖かく描写する長編企業小説。

著者等紹介

高杉良[タカスギリョウ]
1939(昭和14)年、東京生れ。化学専門紙記者、編集長を経て、’75年「虚構の城」で作家デビュー。以来、経済界全般にわたって材を得て、綿密な取材に裏打ちされた問題作を発表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

14
ちょっとタイトルが気になり、読破!バブル期のものですが、なんかしみじみと同感できる部分がありました・・・2015/05/11

ビグ

14
ずいぶん前に金融腐敗列島を読んで、面白かった印象があった。 この作品は、デパートの管理職を部下のリベート問題で降格させられ、家庭でも妻が浮気をし出て行ってしまうという前印象とは違った話だった。20年以上前の作品なので、その頃のややエリートサラリーマンの家庭という印象。それにしても、殆ど家に帰ってこないような両親のもと子供たちが素直すぎてデキすぎ…。妻も自分の浮気をよくヌケヌケと話するものだな~。一番かわいそうなのは夫だと思った。2014/12/10

山田

3
大口の取引停止を受けて、デパート外商の課長がビジネスマンとして企業と家庭に翻弄されていく物語。読むのに少し手こずったけど、全体的には面白い作品でした。発刊が古く、ア・テストとか書かれても…。神奈川県民でも知ってる人半分くらいでは…?とか思ってしまう。結末の着地点がイマイチよくわからなかったのが少し残念。2018/07/30

terukravitz

3
★★☆☆☆2018/04/02

はじめさん

1
デパートの法人外商部に勤めるエリート課長。バリバリのキャリアウーマンの妻と中学生の娘と息子。優等生だった娘の万引きをきっかけに家庭にほころびが生じ、仕事面でも大口顧客が他社に鞍替えしようとしたり、部下が納品業者と癒着したり・・・。/ 個人外商にすら縁のない庶民からすれば、小売の花形=デパートだと思っていたら、お中元とかお歳暮とか法人外商部がガッツリ稼いでくるんですね。何千万とかのノルマ。。。考えたくない。2013/08/28

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