新潮文庫
対決

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  • サイズ 文庫判/ページ数 438p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101303192
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

中央化学工業社長・島崎が急逝した。社を牛耳り“天皇”と畏れられる労組委員長・久保田剛造は、自身の勢力確保のために、メインバンクからの出向人事をゴリ押しする。一方、社の前途を憂う前社長・吉川は、久保田に反旗を翻し、通産省OBの三田佳夫を次期社長に据え、若手ホープ・小津頼介を三田の懐刀に迎えた―。トップ人事を巡る裏工作がめまぐるしく展開する迫真の経済長編。

著者等紹介

高杉良[タカスギリョウ]
1939(昭和14)年、東京生れ。化学専門紙記者、編集長を経て、’75年「虚構の城」で作家デビュー。以来、経済界全般にわたって材を得て、綿密な取材に裏打ちされた問題作を発表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんた

8
久しぶりの経済モノ。沈まぬ太陽とほとんど同じ流れの企業労使モノ。山崎豊子より読みやすい分軽い気がする。ただ社員から見ると全面的に組合が悪いと書かれていることに違和感を感じる。対決するよりもっと他にやることあるんじゃないかと。2017/01/29

光雲

3
化学工業会社を舞台に、絶大な権力を持つ労働組合委員長・久保田と新しく就任した社長の三田、秘書小津との権力闘争の話。長いものに巻かれる、ことなかれ主義という人間がいかに多いことか。あまり経済的な難しい要素はなく、経営、人事を中心に描かれていたので高杉さんの作品に関して珍しくさくさく読めました。 最後久保田がどうなるのか少し曖昧でしたが、人事の攻防が分かりやすく読めました。2012/08/03

カープ好き

1
☆☆☆☆2015/12/13

讃壽鐵朗

1
現役時代でなくては、読めない本。

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