新潮文庫<br> 破天荒企業人列伝

新潮文庫
破天荒企業人列伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101300016
  • NDC分類 332.8
  • Cコード C0123

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たくのみ

11
マッサンや花アンで話題の、大正時代の豪快な創業者たち。大将や伝助さんをはるかに超える、成金や成功者がいた。だが、今より社会的な規範が厳しかったはずなのに、贅沢と放蕩を尽くすお大臣たちの磊落な話かと思ったら、実は考えぬかれた演出を含んでいた。恐るべきやりたい放題の成金エピソードも、いわば宣伝効果を狙った作戦だったのだ。牛鍋チェーン店「いろは」を起こし、それぞれの店を愛人に任せ、ノウハウと性愛でコントロールした木村荘平は、いわばリアル「艦これ」かも。2015/02/27

ビアスキ

1
40年前、就職したときに読みました。 出世できたらいいなあ、と思いながら。 今日、著者が亡くなられました。 ご冥福を祈ります2021/09/03

東森久利斗

1
近代化の黎明期、激動の時代が生んだ寵児、異端児、資本主義の申し子達の伝記や偉人伝には遠く及ばない。伝奇、異人伝が相応しいような所業の数々。精力に勝るものはない。これ以外に得るもの、学ぶところの少ない非凡な才。2019/03/25

inarix

0
成金は将棋でいう“歩”が敵陣へ入って“と金”となり、本物の金と同じ働きをすることを言う。けれどこの成金、相手に取られてしまうと元の“歩”に戻ってしまう。 成金とは、一時は隆盛でも、やがて元の杢阿弥となった人物に対して奉られる揶揄を含んだ称号である。 身一つから事業を興し、隆盛を極め、そのほとんどは一代で消えていった彼らの野望、執念、生と死、ビジネスを通し、幕末から明治、大正・昭和とは日本人にとってなんだったのかを問う一冊。2009/06/21

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