新潮文庫<br> ターゲット

新潮文庫
ターゲット

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101282190
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

人気のない別荘を探検する子供たちに、異次元からの殺意が襲いかかるとき、世界は反転し、意外な仕掛けが明かされる―。キング、クーンツら、名だたるホラー小説の旗手らが創り出した不気味な悪夢の世界を大胆不敵にパロディ化、ノンストップの恐怖と混乱が、ホラーの定石を蹴散らしながら、奇想天外の結末になだれこむ、めくるめく清水流ホラーワールド7連発。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぼる

20
何かで紹介されているのを目にし、興味を持ち読んでみた。帯に「怖い。けれども笑える。」とあるように、過去のホラー小説のパロディ短編集。白けて読めないかもと思いながらだったが、これが案外面白い。そして怖かったりする。1つめの「彼ら」は文体もキングそっくり。他の作品が何をパロディにしているのかは、よく分からなかったが、どれも怖くて面白かった。ちょっと不思議なホラー小説。2018/06/07

ヒロくま

14
ホラー短編集。表題作のターゲットは、途中までの訳の分からない出来事がとても怖くてオチでさらに驚いた。2015/01/22

ノニコニ

10
ホラーかと思って手に取った。クスッと笑える小説だった。おとぎ話を生々しく描くとこうなるのかな。2022/04/14

やらい

6
帯に書いてあるとおり、怖いのに笑える清水義範のホラー短編集。表題作の理由がわからない怖さにはゾッとするものがある。それにユーモア部分が混ざり、今までに読んだことがない読後感。2020/05/24

よみお

2
短編7作。全部確かに怖かった。怖いけど笑えたのは「魔の家」。ほんとに起こりそうで怖くなったのは「オカルト娘」。「乳白色の闇」は箸休め的ですね。 一番好きなのはやはり「ターゲット」。先が読めなくてドンドン恐怖が高まっていった。悪夢の謎が解った時になるほどそうだったのかと納得、呪いがとけて後味よく終わって良かった。 2020/03/08

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