出版社内容情報
創刊100年記念、全10巻の文庫全集。萩原朔太郎から中島敦まで、激動の時代の13編。
日中戦争、第二次世界大戦が勃発、史上最大の戦時に。過酷な時代を文学はどう生きたか。萩原朔太郎「猫町」、武田麟太郎「一の酉」、菊池寛「仇討禁止令」、尾崎一雄「玄関風呂」、石川淳「マルスの歌」、中山義秀「厚物咲」、幸田露伴「幻談」、岡本かの子「鮨」、川崎長太郎「裸木」、海音寺潮五郎「唐薯武士」、宮本百合子「三月の第四日曜」、矢田津世子「茶粥の記」、中島敦「夫婦」
内容説明
日中戦争、第二次世界大戦が勃発、史上最大の戦時に。過酷な時代を文学はどう生きたか。激しく戦い、もっとも傷ついた時代の文学は、こんなにも心に響く。中短編アンソロジー全集、第3巻。
著者等紹介
池内紀[イケウチオサム]
1940(昭和15)年兵庫県姫路市生れ。ドイツ文学者。翻訳、評論をはじめ、エッセイ、人物列伝、演芸・歌舞伎論など、執筆範囲は多岐にわたる。訳書に『カフカ短篇集』、『ファウスト』(毎日出版文化賞)、著書に『恩地孝四郎』(読売文学賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)などがある
川本三郎[カワモトサブロウ]
1944(昭和19)年東京生れ。文学、映画、旅を中心とした評論やエッセイ、翻訳など幅広い執筆活動で知られる。著書に『大正幻影』(サントリー学芸賞)、『荷風と東京』(読売文学賞)、『林芙美子の昭和』(毎日出版文化賞)など多数
松田哲夫[マツダテツオ]
1947(昭和22)年東京生れ。編集者、書評家。’70年に筑摩書房入社後、数々のベストセラーを生み出し、“ちくま文庫”を創刊する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。