出版社内容情報
旧制高校で出会った二人の青年は、励ましあい、そして文学と人生について語り合った。180通を超える文学史上貴重な書簡を収録。
辻邦生22歳、北杜夫20歳。旧制高校で出会った二人の青年は、真情を吐露し、励ましあい、敬愛するトーマス・マンの死について、文学と人生について語り合った。大学の下宿先の仙台から、留学先のパリから、そして「どくとるマンボウ航海記」の船上から――。単行本未収録の新発見20通を含む、昭和23年から昭和36年までの180通を超える日本文学史上貴重な書簡を収録した決定版文庫。
内容説明
辻邦生22歳、北杜夫20歳。旧制高校で出会った二人の青年は、真情を吐露し、励ましあい、敬愛するトーマス・マンの死について、文学と人生について語り合った。大学の下宿先の仙台から、留学先のパリから、そして「どくとるマンボウ航海記」の船上から―。単行本未収録の新発見20通を含む、昭和23年から昭和36年までの180通を超える、日本文学史上貴重な書簡を収録した決定版。
目次
1 1948年3月10日~1957年9月27日
2 1958年11月14日~1959年4月12日
3 1959年5月12日~1961年5月15日
著者等紹介
辻邦生[ツジクニオ]
1925‐1999。東京生れ。1957(昭和32)年から’61年までフランスに留学。’63年、長篇『廻廊にて』を上梓し、近代文学賞を受賞。この後、芸術選奨新人賞を得た’68年の『安土往還記』や’72年に毎日芸術賞を受けた『背教者ユリアヌス』等、独自の歴史小説を次々と発表。’95(平成7)年には『西行花伝』により谷崎潤一郎賞受賞
北杜夫[キタモリオ]
1927‐2011。東京青山生れ。旧制松本高校を経て、東北大学医学部を卒業。1960(昭和35)年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説を発表する一方、ユーモアあふれるエッセイでも活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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