感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
調“本”薬局問悶堂
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帯付き、刊行当時の新刊案内付きで手元にある。 どこの古本屋さんで買ったんだっけな。 『酔郷にて』は苦手だったけど、他はけっこう好きだったな。 特に『白い髪の童女』が好きだったな。 《2020年7月 登録》 “この樹は、死ぬまいとしてあくまで根を伸ばしつづけて、岩をつかんだままこんな醜い執念の形相となったのですわ 生きることがむずかしくて、生きようとすればこんな姿になって生きるほかないこともございますでしょう”『白い髪の童女』2011/09/21
Savstrom
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著者の頭の中はいったいどうなっているんだろう?色情、殺人、近親相姦などなど、濃い内容の短編が5つ。最後まで読み終わった後になってずるずるとその悪夢のような世界に引きずり込まれるような印象の本でした。著者が絵本ビッグオーの訳者と思うとますます不思議な人間臭さに引寄せられる2011/10/02