新潮文庫<br> 恐るべきさぬきうどん―麺地創造の巻

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新潮文庫
恐るべきさぬきうどん―麺地創造の巻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101059211
  • NDC分類 596.3
  • Cコード C0177

内容説明

県内にその数およそ700店という「うどん王国」香川。その香川県人も知らない徹底ディープなうどん屋を求め、道なき道を行く“麺通団”。いわく、「秘境うどん屋」「製麺所合体型」「大衆セルフうどん」など、「恐るべき店」が勢揃い。全国にさぬきうどんブームを巻き起こすきっかけとなった、伝統的B級グルメ本である。さぬきうどんに興味があるなら、何はさておき、まずこの本を読むべし。

目次

第1章 恐るべき「麺通団」誕生!(「ゲリラうどん通ごっこ軍団」略して「麺通団」;人の接近を拒むかのごとく―仲南町・山内 ほか)
第2章 前人未踏!?恐るべき秘境うどん探険(さぬきうどんの原点を宿す秘境―琴南町・谷川米穀店;吉田橋のうどん屋じゃ―高松市・入谷 ほか)
第3章 恐るべき原形・製麺所合体型うどん(うどん鉢持って下町叙情―高松市・中浦;残された憧れ―高松市・谷本製麺所 ほか)
第4章 大衆セルフうどんの恐るべき進化(農林大臣賞受賞―高松市・馬渕;コンベア式大衆セルフの定義―高松市・中西 ほか)
第5章 恐るべきさぬきうどんワンダーランド(出色のラバーバージョン―高松市・うどん棒;魔法の水から輝く麺―綾上町・山越 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めしいらず

53
かつて香川県だけで販売されていた単行本5冊が、ブーム期に再編され2冊に文庫化。其の壱。地元情報誌の編集者が友人らを巻き込み結成した麺通団。彼らが各地に点在する県民さえ知らない穴場の名店を求め、団長の愛車カリーナで駆け巡る。秘境とも思える店の立地や、納屋や民家(多くは製麺所やセルフ店)のような店構えなど、あり得ないシチュエーションを面白がりながら、宝探し的に店を探し当て、地元の常連客たちに交じってウマいうどんを啜る楽しさを教えてくれる大名著。特筆すべきは、1ページに3度は爆笑してしまう書き振りの面白さ。2015/07/28

しーふぉ

11
さぬきうどんのガイドブックとしても使えるし、単純にエッセイとしても面白い。2013/07/30

めりっく

5
何度となく読んだおもしろ紀行本。さぬきうどんの針の穴場情報を集め探訪する自称”麺通団”の面々。当時は地元民しか知らなかったのに今や全国区となった数々の有名店も紹介。さぬきうどん巡りの真髄を爆笑必至の書きぶりで伝えてくれる。ありえない店のシチュエーション。店のおばちゃんや常連のおっちゃん達との方言丸出しのリラックスしたやり取り。彼らに交じって美味いうどんを食する愉悦。店舗形態や注文方法の違いなども楽しく読んでいる間に理解出来てしまう。麺通団顧問H家氏から寄せられる毎度雲を摑むような穴場情報が最高に可笑しい。2022/04/30

kikizo

3
杉浦日向子さんのエッセイ「呑々草紙」に載っていたので読んでみた。この本は反則や!こんなもん読んだらうどんが頭の中をグルグル廻ってしょうがなくなる。あ~~~~~香川で讃岐うどんが食べたいよ~~~~2014/08/28

ミネコ

3
存在を知ってから何年も経ってようやく読んだ。去年、香川にうどんツアーに行ってホントに讃岐うどんに感動したけど、行く前より行ってから読んだことで余計楽しめたかも。読むとまた行きたくなる。うどんも天ぷらも食べたーい。2013/03/03

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