出版社内容情報
読みきかせに最適な日本伝承むかし話の絵本。
長者さんとこのネズミと、貧しいおじいさんとこのネズミが相撲をとる有名な昔話です。おモチをついてあげたり、赤いまわしを作ってあげるお年寄の温かい心やネズミの姿態を村上勉氏のすばらしい表現力で絵本にします。
内容説明
『ねずみのすもう』は東北地方だけに伝わる昔話ですが、なんともあたたかくユーモラスで、昔話というより童話を読むような楽しさがあります。とりわけ心やさしいおじいさんとおばあさんのねずみに寄せる愛情、お金持ちも貧乏も関係なく、必死になってすもうをとる二匹のねずみの無邪気さが、いきいきと伝わってきます。赤いふんどしをつけた二匹のねずみが、どっちも強くてがんばっているところはおじいさんやおばあさんでなくても、思わず笑いだしたくなります。4~5歳。