出版社内容情報
草原・泉と鐘/人生を斯く考へる/生命に役立つ為に/文芸雑惑/平和の民/人類の本
実篤は常に宇宙的視野から人生を考え、その論述の展開はおおらかで新鮮であった。第7巻は、『草原』『泉と鐘』『人生を斯く考へる』『生命に役立つ為に』『文芸雑感』『平和の民』『女の人の為に』『建設の時代』『三方面』など、大正後半から昭和初期に書かれたおびただしい数のエッセイを再編成したものである。「雑感」という感想集の中から、実篤独自の信念がうかがえる。
内容説明
本巻は1920年(大正9)から1927年(昭和2)までの七年の間に書かれた感想類を集めた。武者小路実篤36歳から43年の時期にあたり、本全集第四、五、六巻に収められた作品の思想背景をなす感想集である。
目次
草原・泉と鐘
人生を欺く考へる
生命に役立つ為に
文芸雑感
平和の民
人類の本(女の人の為に;建設の時代;三方面)