出版社内容情報
「災い転じて福となすを実行せよ」など9つの知恵。
「経営の神様」松下幸之助は、一九七〇年代後半から八○年代後半にかけて、毎年のように『週間ポスト』誌上で年頭提言を語っていた。本書はそれらの年頭提言に、作家・津本陽氏の詳しい解説を付したものである。不屈の闘争心をもって、昭和四年の大恐慌、戦後の混乱期、そして昭和三十九、四十年の不況という三度の不況を乗り越えて、たった一代で松下電器を大メーカーに育て上げた幸之助が語る指導者論、企業経営論、国家経営論は、現在の出口なし大不況を生きる我々日本人が、いかなる舵取りをしなければいけないかをみごとに予言している。
内容説明
「経営の神様」松下幸之助は、一九七〇年代後半から八〇年代後半にかけて、毎年のように『週刊ポスト』誌上で年頭提言を語っていた。本書はそれらの年頭提言に、作家・津本陽氏の詳しい解説を付したものである。不屈の闘争心をもって、昭和四年の大恐慌、戦後の混乱期、そして昭和三十九年、四十年の不況という三度の不況を乗り越えて、たった一代で松下電器を大メーカーに育て上げた幸之助が語る指導者論、企業経営論、国家経営論は、現在の出口なし大不況を生きる我々日本人が、いかなる舵取りをしなければいけないかをみごとに予言している。
目次
第1章 “無税国家”の実現を国民目標に
第2章 伝統精神を生かした日本式民主主義とは
第3章 新指導者論―指導者の気魄とは
第4章 日本は驕り高ぶることなかれ
第5章 危機の打開に「災い転じて福となす」の実行を
第6章 “技術偏重”を脱して“人間精神復活”へ
第7章 二十一世紀の船出には漁師の「知恵と力」を
第8章 二宮尊徳流「楽観思想のすすめ」
第9章 三度の不況を乗り切った私の信念
著者等紹介
松下幸之助[マツシタコウノスケ]
1894年和歌山県生まれ。松下電器創業者。三度の不況を乗り越えて松下電器を家庭電化製品の大メーカーに育て上げ、「経営の神様」と称せられる。PHP研究所、松下政経塾の創設者でもある。1989年没
津本陽[ツモトヨウ]
1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒。78年『深重の海』で直木賞、95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞を受賞
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