出版社内容情報
作家・山口瞳夫人が明かす「本当の瞳さん」
作家・山口瞳夫人が明かす「本当の瞳さん」。
没して16年。今なお熱狂的な読者を持つ大作家・山口瞳。その山口瞳に46年間、寄り添ってきた夫人がはじめて語った直木賞受賞作『江分利満氏の優雅な生活』『男性自身』など著名な作品執筆の舞台裏。せつなくも温かい夫婦愛の記録。
2007年、山口瞳フリークを感激させた単行本が、待望の文庫化。文庫版あとがきに代えて、出版後、著者・山口治子氏との数え切れない手紙のやりとりも掲載。創作という業の舞台を、見事に乗り切った二人の感動的な姿を、ぜひ胸に焼きつけてほしい。
【編集担当からのおすすめ情報】
単行本発刊後に、著者とやりとりしたエピソードも満載です。
内容説明
作家・山口瞳夫人が明かす「本当の瞳さん」。没して十六年、なお熱狂的な読者に支持され続ける直木賞作家・山口瞳。その瞳に長年、寄り添ってきた夫人が初めて語った創作の舞台裏と、せつなくも温かい夫婦愛の記録がここにある。
目次
序章
出会い
結婚
直木賞受賞
家族
国立に転居
人殺し
血族
文壇の先輩
別れ
あとがき
著者等紹介
山口治子[ヤマグチハルコ]
1927年8月18日、東京生まれ。東京都立第一高等女学校卒業後、1946年、鎌倉アカデミア入学、山口瞳と出会う。49年、瞳と結婚し、以来、作家の妻として四十六年間に渡り、苦楽を共にし、支え続ける。2007年、瞳の一三回忌を前に、『瞳さんと』単行本を出版。2011年3月13日、中皮腫により永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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