出版社内容情報
お姉ちゃん、恋人、私――究極の三角関係。
十代半ばで両親を失い、姉妹二人で生きてきた陽菜と元菜。美しい姉の陽菜は女優として活躍し、妹の元菜は付き人をつとめている。
姉の”影”として生きてきた元菜は、ロケ現場で野性的な風貌のカメラマン、生駒春也と出会い、それまで味わったことのないような感情を覚える。
生駒と神楽坂でデートをした元菜は、初めての恋に心が浮き立ちつつも、姉に隠しごとをしていることに後ろめたさを感じる。
そんな折、陽菜はキャスティングされていた役を降ろされる。「色気が足りない」と事務所の社長に指摘され、女優として瀬戸際に立たされた陽菜は、生放送の番組で写真家と交際していると宣言してしまう。
生駒と元菜の関係に気付いていた陽菜は、「元菜を愛しているなら、私と交際宣言をして」と生駒に無理難題を持ちかける。姉なしでは生きられない元菜の気持ちを尊重した生駒は、陽菜の要望を受け入れることに……。
深い絆で結ばれた姉妹の関係、そして元菜の恋の行方は――!?
『ぼくの守る星』の注目作家が究極の三角関係を描く、新しいカタチの恋愛小説。
【編集担当からのおすすめ情報】
女優・文筆家の中江有里さん絶賛!
「本作は妹が姉の支配下から離れる物語であるのだが、姉側から見れば絶対服従だった妹の反逆物語とももれるだろう。読み終えた次の日、わたしは仕事場へ向かう車の中で妹(マネージャー)にこう言った。『シャドウ』絶対読んで!」(解説より)
内容説明
十代半ばで両親を失い、姉妹二人で生きてきた陽菜と元菜。陽菜は女優として活躍し、元菜は付き人をつとめている。ある日、元菜はロケ現場でカメラマンの生駒と出会い、彼に惹かれていく。そんな折、役を降ろされて窮地に陥った陽菜は、生放送の番組で写真家と交際していると宣言してしまう。「元菜を愛しているなら、私と交際宣言をして」―二人の関係に気づいていた陽菜は、話題作りのために、生駒に無理難題を持ちかける。深い絆で結ばれた姉妹の関係と、元菜の恋の行方は!?究極の三角関係を通して一人の女性の自立を描く新しい恋愛小説。
著者等紹介
神田茜[カンダアカネ]
北海道生まれ。講談師・作家。2011年『女子芸人』で第六回新潮エンターテインメント大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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