小学館文庫<br> 安倍晴明〈5〉陰陽宮

小学館文庫
安倍晴明〈5〉陰陽宮

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  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094037760
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

絢爛豪華に花開く平安文化??その裏に渦巻く黒い呪術。

 見よ。朦朧たる霧雨の深みから、背丈が十尺はあろうかという十二神将が鉾や槍、熊手、刺股などの武器をふりかざして襲いかかってくるではないか。十二神将は天一、騰蛇、朱雀、六合、勾陣、青竜、天后、太陰、玄武、太裳、白獣、天空という怪奇な貌をもつ妖怪であった。野鼠のような小悪党どもが逃げ散ると、十二神将は霧の深みに融け込むように消えていった。巨大な陰陽宮の四角錐の頂部の五芒星の護符に、立烏帽子をかぶった安倍晴明が座していた。(本文より) 

内容説明

見よ。朦朧たる霧雨の深みから、背丈が十尺はあろうかという十二神将が鉾や槍、熊手、刺股などの武器をふりかざして襲いかかってくるではないか。十二神将は天一、騰蛇、朱雀、六合、勾陣、青竜、天后、太陰、玄武、太裳、白獣、天空という怪奇な貌をもつ妖怪であった。野鼠のような小悪党どもが逃げ散ると、十二神将は霧の深みに融け込むように消えていった。巨大な陰陽宮の四角錐の頂部の五芒星の護符に、立烏帽子をかぶった安倍晴明が座していた。白骨道人の挑戦状。