小学館文庫
総理の資質とは何か―崩壊する小泉改革

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094027365
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0131

出版社内容情報

小泉首相には何かが足らない。混迷する日本に必要な総理の資質とは「文化、歴史に根差した国家の将来像を示すこと」と著者。真の政治リーダーを持ち得ない日本の歪んだ社会構造を解き明かす、目からウロコの書。

 小泉首相には何かが足りない。集団的自衛権を棚上げにした「対米支援策」、日程を変えた「靖国参拝」、「真紀子・宗男問題」、そして肝心要の「構造改革」にしても、ビジョンが定まっているとは思えない。 混迷する今の日本に必要な総理の資質とは、「日本の文化や歴史に根差した新たな国家像を示すことであり、それを果たす使命感を持つことだ」と著者はいう。小泉首相にはそれが希薄なのだ。 だがそれは、他の政治家にも、ほとんどの歴代首相にも共通する。政治的リーダーを持ち得ない日本の歪んだ社会構造を解き明かす、目からウロコの書。★文庫オリジナル

内容説明

小泉首相には何かが足りない。「金正男不正入国事件」や集団的自衛権を棚上げにした「対米支援策」、日程を変えた「靖国参拝」、「真紀子…宗男問題」、そして肝心要の「構造改革」にしても、ビジョンが定まっているとは思えない。混迷する今の日本に必要な総理の資質とは、「日本の文化や歴史に根差した新たな国家像を示すことであり、それを果たす使命感を持つことだ」と著者はいう。小泉首相にはそれが希薄なのだ。だがそれは、ほかの政治家にも、ほとんどの歴代首相にも共通する。政治的リーダーを持ち得ない日本の歪んだ社会構造を解き明かす、目からウロコの書。

目次

第1部 小泉内閣の迷走(支持率八〇%超の歴代最高の人気内閣成立;人気を支えた田中真紀子氏の存在 ほか)
第2部 小泉内閣の実像―「構造改革」とは何なのか(矛盾だらけの小泉内閣;小泉内閣高支持率の怪 ほか)
第3部 小泉構造改革では日本は救えない(政治的意思を失った日本人;一方で強いリーダーを待望し、他方で叩く ほか)
第4部 政治的リーダーと民主主義(求められた「反自民」的リーダー;スキャンダル非難合戦 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

1
「民主政治というものは,本来が代表者による議会でなされるべきで,直接制よりも間接制のほうこそが本来の姿とするものである…この考え方は,われわれが通常理解している民主主義=国民の意志の表現という直接民主主義論などとはかなり違っている。しかし歴史的経緯を言えばこれはもっとも民主政治の先進国であったイギリスにおいて支配的な見解」「戦後の日本では民主主義の理解に関してあるバイアスがかかっていたことは否めない…われわれは基本的に民主主義とは人民主権を意味するものとして,フランス型によって理解してきたと言ってよい」2014/10/21

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