出版社内容情報
小泉首相には何かが足らない。混迷する日本に必要な総理の資質とは「文化、歴史に根差した国家の将来像を示すこと」と著者。真の政治リーダーを持ち得ない日本の歪んだ社会構造を解き明かす、目からウロコの書。
小泉首相には何かが足りない。集団的自衛権を棚上げにした「対米支援策」、日程を変えた「靖国参拝」、「真紀子・宗男問題」、そして肝心要の「構造改革」にしても、ビジョンが定まっているとは思えない。 混迷する今の日本に必要な総理の資質とは、「日本の文化や歴史に根差した新たな国家像を示すことであり、それを果たす使命感を持つことだ」と著者はいう。小泉首相にはそれが希薄なのだ。 だがそれは、他の政治家にも、ほとんどの歴代首相にも共通する。政治的リーダーを持ち得ない日本の歪んだ社会構造を解き明かす、目からウロコの書。★文庫オリジナル
内容説明
小泉首相には何かが足りない。「金正男不正入国事件」や集団的自衛権を棚上げにした「対米支援策」、日程を変えた「靖国参拝」、「真紀子…宗男問題」、そして肝心要の「構造改革」にしても、ビジョンが定まっているとは思えない。混迷する今の日本に必要な総理の資質とは、「日本の文化や歴史に根差した新たな国家像を示すことであり、それを果たす使命感を持つことだ」と著者はいう。小泉首相にはそれが希薄なのだ。だがそれは、ほかの政治家にも、ほとんどの歴代首相にも共通する。政治的リーダーを持ち得ない日本の歪んだ社会構造を解き明かす、目からウロコの書。
目次
第1部 小泉内閣の迷走(支持率八〇%超の歴代最高の人気内閣成立;人気を支えた田中真紀子氏の存在 ほか)
第2部 小泉内閣の実像―「構造改革」とは何なのか(矛盾だらけの小泉内閣;小泉内閣高支持率の怪 ほか)
第3部 小泉構造改革では日本は救えない(政治的意思を失った日本人;一方で強いリーダーを待望し、他方で叩く ほか)
第4部 政治的リーダーと民主主義(求められた「反自民」的リーダー;スキャンダル非難合戦 ほか)
感想・レビュー
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